岡田武史さん:被災地訪問で“スポーツの力”再認識「大切なのは希望かもしれない」

「WOWOW」の新ブランド発表会見に登場した岡田武史・サッカー日本代表前監督
1 / 1
「WOWOW」の新ブランド発表会見に登場した岡田武史・サッカー日本代表前監督

 サッカー日本代表前監督の岡田武史さんが20日、東京都内で行われたWOWOW新ブランド発表会見にゲストで登場した。東日本大震災の被災地となった宮城県南三陸町などを訪問し、サッカースクールを行ったという岡田さんは、「生きるために食料もお金もあったほうがいいんでしょう。でも一番大切なのは希望なのかもしれないなと思いました。この震災で何もできない自分、スポーツは無力だと思ったんですが、現地に行ってスポーツってすごい力があると改めて感じました」と振り返った。

あなたにオススメ

 WOWOWの専属のサッカー解説者を務めている岡田さんは、同局が10月にハイビジョン・3チャンネル開局を迎えるにあたって、「スポーツだけじゃなくて、WOWOWさんにも希望を与えられる力があると思う。3・11以前と以降で日本の社会で何かが変わった。これからは、この変換についていける企業が残っていくと思う。一つのポリシーを貫くものに、これから人はついていくような気がします。こびを売るのではなく、ポリシーを持ってやっていってほしい」とエールを送った。

 今年で開局20周年を迎えるWOWOWは、7月24日でBSアナログ放送を終了し、10月からは日本初のハイビジョン・3チャンネル放送局として生まれ変わる。この機会に、「WOWOW」ブランドを刷新。「見るほどに、新しい出会い。WOWOW」を企業メッセージとして、ブランドロゴも変更する。フラッグシップチャンネルとして位置付ける「WOWOWプライム」、スポーツや音楽、演劇などさまざまな“ライブ”を放送する「WOWOWライブ」、年間約800タイトルをラインアップするという映画専門の「WOWOWシネマ」の3チャンネルで事業を展開。視聴料は従来の2415円を据え置く方針だ。会見には、岡田さんとともにテレビドラマの演出家・石橋冠さんもスペシャルゲストとして登場し、同局の和崎信哉社長とトークショーを行った。(毎日新聞デジタル)

テレビ 最新記事