佐藤浩市:SPドラマ「最後の晩餐」で刑事・遠野一行に 黒木瞳、西田敏行らと“対決”

スペシャルドラマ「最後の晩餐~刑事・遠野一行と7人の容疑者~」に主演する佐藤浩市さん=テレビ朝日提供
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スペシャルドラマ「最後の晩餐~刑事・遠野一行と7人の容疑者~」に主演する佐藤浩市さん=テレビ朝日提供

 俳優の佐藤浩市さん演じる刑事を主人公に、「白い巨塔」「14才の母」などを手がけた井上由美子さんが脚本を手がけるスペシャルドラマ「最後の晩餐~刑事・遠野一行と7人の容疑者~」(テレビ朝日系)が5月14日に放送されることが21日、明らかになった。容疑者役も成宮寛貴さん、安達祐実さん、石黒賢さん、黒木瞳さん、西田敏行さん、中尾彬さんと豪華な顔ぶれが並んだ。「相棒」シリーズの杉下右京をはじめ、数々の名物刑事を生み出してきた同局が、強力な布陣で送る本格ミステリーで、佐藤さん演じる新たなヒーローが誕生する。

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 佐藤さん演じる警察官・遠野一行は、あらゆる角度から事件の真相に迫り、推理を繰り広げていく敏腕刑事。物語は、とあるレストランに11人の客が招待されたところから始まり、遠野は鋭い洞察力と真摯(しんし)な姿勢で、捜査を積み重ね、犯人は一体誰か、その目的は何なのか、過去の因果、それぞれの事情……すべての容疑者の真相を解き明かし、驚がくと感動のラストへと視聴者を導いていく。

 佐藤さんは「まず本当に彼が生きているように感じてもらえるよう、地に足が付いた演じ方をしたいと思った。刑事モノというと、どうしてもキャラクター作りに偏ってしまうケースがあるような気がするんですが、僕はキャラクター作りの部分でトリッキーなボールは投げたくないと思った」と明かし、「警察は犯罪者を前にすると、普段は見せない顔ものぞかせるという印象がある。その二面性をうまく使い分け、警察という特殊な生き方にリアリティーを持たせられれば。ぜひご期待ください」とコメントしている。

 井上さんとは、ドラマ「パンドラ2 飢餓列島」(WOWOW)や「タブロイド」(フジテレビ系)などでタッグを組んできた佐藤さんは「井上さんの作品は縦横無尽に枝葉が分かれていく感じがありつつ、最後にはしっかりと帰結する。この構成の巧みさは存命の作家の中では群を抜いている。今回もその構成力の素晴らしさは相変わらずで、とても面白い台本だと思いました」と絶賛している。

 遠野と真っ向から対峙(たいじ)することになるゲストには、各世代を代表する演技派をキャスティングした。成宮さんは事件の舞台となるレストランのオーナーシェフ、安達さんは産婦人科勤務の看護師、石黒さんはテレビ局の報道チーフディレクターとして出演、黒い過去を持つ国会議員を中尾さん、仮釈放中の懲役囚を西田さん、経歴不明の激安量販店社長を黒木さんが演じており、同局は“史上最も豪華な容疑者たち”と自信を見せている。

 キャストらは、リハーサル段階から本番同様の熱演を繰り広げていたといい、劇中での彼らの“華麗な芝居合戦”にも注目で、番組ゼネラルプロデューサーも「見どころは、佐藤さんが、黒木さんや西田さんをはじめ、超手ごわい相手一人一人に迫っていくところ。ぜひ、この敏腕刑事と一緒に彼らのうそを見破り、謎を解いてみてください。そして“仰天サプライズシーン”がラストに用意されていますので、最後までお見のがしなく!」とアピールしている。

 放送は5月14日午後9時からの予定。(毎日新聞デジタル)

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