ミムラ:「反省ばかりだけど毎日充実」 長塚京三とドラマ「家族法廷」

ドラマ「家族法廷」の制作発表会見に登場したミムラさん
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ドラマ「家族法廷」の制作発表会見に登場したミムラさん

 長塚京三さん主演で裁判官の日常を描く連続ホームドラマ「家族法廷」(BS朝日)の制作発表会見が26日、東京都内のスタジオで行われ、長塚さんやミムラさんらキャストが出席。家政婦の冴子役で出演するミムラさんは「自分の中の引き出しのなさにアップアップの毎日。全部セットで撮るっていうのは初めてだったので、制限がかかるのかと思ったら、その逆で自由度が上がった。その分、自分のできないことがはっきり分かってしまって、毎日現場に来るのが楽しみで、帰りは車の中で反省ばかりしてるんですけど、この作品に参加できて毎日充実してます」と笑顔で語った。

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 昨年10月から放送された柴田恭兵さん主演の「刑事定年」に続く、BS朝日のワンセットホームコメディードラマの第2弾。裁判官で、一家の家長である62歳の小野寺達彦(長塚さん)は、結婚して約40年、家に帰っても膨大な裁判資料に目を通す毎日で、家族のことを任せきりだった妻に先立たれ、今まで知らなかった家庭内のさまざまな問題に直面する。妻の死後に雇われ、家事をしながら独自の洞察力によって自分なりの解決策をアドバイスする家政婦・冴子(ミムラさん)の力を借りながら、ばらばらになりかけた家族を無事まとめることができるのか……というストーリー。

 脚本は、「結婚できない男」「白い春」「特命係長 只野仁」などを手がけた尾崎将也さんらが担当し、「チームバチスタの栄光」「白い春」「おひとりさま」「結婚できない男」などで知られる植田尚さんらが演出する。長男・良弘をTETSUYAさんが、長女・桑島久美役で松永玲子さん、次女・朋子を岩崎ひろみさんが演じている。ほかに、久美の夫を六角精児さん、長女を宮崎香蓮さん、長男を小林海人君が出演している。

 長塚さんは「家族っていうのは、ひょっとしたら、一番いとおしいけれど、一番近くにいる他人なのではないかという、裁判官としての心境で、この家庭の再生に臨んでいる気がします」と語り、「この仲間が家族としてみなさんをお迎えできたのは、この家族は再生されたのではないか。今9回目を撮っていて残り1話ですが、私の役目は終わったんじゃないかなと思っています」と役柄同様に父親らしい安堵(あんど)の表情を浮かべていた。

 また、六角さんは、松永さんから「回を重ねるごとに、六角さんが格好良く見えてきてしまった。夫婦役って愛情が生まれるものなんだなと思っています」と明かされると、「初耳です。その気になるじゃないですか」と照れ笑い。「これからが楽しみです。この家の中で生まれる(別の)ドラマがあるかもしれない」と笑わせていた。また、hinacoさんが主題歌「帰り道ダイアリー」を披露した。ドラマは27日から毎週水曜午後10時に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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