妻夫木聡:俳優は「一生やっていく仕事」 映画「マイ・バック・ページ」松ケンと舞台あいさつ

映画「マイ・バック・ページ」の舞台あいさつに登場した妻夫木聡さん
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映画「マイ・バック・ページ」の舞台あいさつに登場した妻夫木聡さん

 俳優の妻夫木聡さんと松山ケンイチさんがダブル主演する映画「マイ・バック・ページ」(山下敦弘監督)のプレミア試写会が19日、ユナイテッド・シネマ豊洲(東京都江東区)であり、妻夫木さんらが舞台あいさつに登場。26歳の若きジャーナリストを演じた妻夫木さんは、俳優の仕事について「何もできない自分という挫折から入って、一生懸命やっているうちに好きになって、今では一生やっていくんだろうなというものになった」と明かした。

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 映画は、「週刊朝日」や「朝日ジャーナル」の元記者・川本三郎さんがジャーナリスト時代に取材した事件をつづったノンフィクションが原作。60年代後半に、理想に燃えながら新聞社発行の週刊誌編集部で働く記者・沢田(妻夫木さん)が、先輩記者とともに梅山と名乗る男(松山さん)と接触。男は「銃を奪取し、武器をそろえて、我々は4月に行動を起こす」といい、沢田は疑念を感じながらも、不思議な親近感を覚える……という物語。忽那汐里さん、石橋杏奈さん、中村蒼さん、三浦友和さんらも出演。主題歌はボブ・ディランの名曲「My Back Pages」を奥田民生さんと「真心ブラザーズ」がカバーした。

 また、妻夫木さんは、アンケートで「熱中しているものがある」と会場に来ていた多くの若者が答えたことを受けて、「会場に来ている皆さんも、仕事になるかは分からないけれど、熱中しているものがあることは、人間として素晴らしいことだと思うし、絶対将来の自分に生きてくる。それがあったからこそ、今の自分があると感じる日がいつかきっとくると思うので、熱中していることがあるのなら、それを大切にしてください」と会場に集まった若者にエールを送った。松山さんは「社会を作っていく若い世代にとって大事なことが描かれている。最後の妻夫木さんの顔にすべてが集約されています」とアピールした。映画は5月28日から全国ロードショー。(毎日新聞デジタル)

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