三浦春馬：美女3人に囲まれ「美しすぎて…」と赤面　映画「東京公園」完成披露

　俳優の三浦春馬さんが主演した映画「東京公園」（青山真治監督）の完成披露試写会が2日、東京都内で行われ、三浦さんや榮倉奈々さんらが登場、3人の女性を見つめるという役どころについて聞かれた三浦さんは「その質問、必ず聞かれて……僕苦手なんですよ、こういう質問。美しすぎて見ていられませんでした」と赤面していた。

ウナギノボリ

10年前の朝ドラ「花子とアン」　当時の吉高由里子インタビュー

　「さわやかさを基本に選んだ」というキャスティングについて青山監督は「（三浦さんは）いるだけでさわやか。『ああ、ちょっとまぶしい！』っていうさわやかさ」と絶賛。青山監督は「榮倉さんはショートカットがさわやか。小西（真奈美）さんはサバサバしたさわやかさ。井川（遥）さんはこんなに公園の緑が似合う人はいないと思った」とそれぞれの「さわやかさ」について評価し、井川さんに対して「（自分と年齢が一番近いのに）こんなにさわやかに存在する人もいるんだな。なんで僕は……まあいいや、とにかくさわやかさで統一できてうれしく思っています」と話し、会場は笑いに包まれた。

　映画は、東京の公園で、家族写真を撮り続ける大学生の光司（三浦さん）は、幼いころに亡くした母の影響でカメラマンを目指していた。ある日一人の男性から「彼女を尾行して、写真を撮ってほしい」と突然の依頼が舞い込む。光司は理由も分からないままに依頼を受けるが、このことをきっかけに自分自身と、そしてそばにいる女性たちと向き合うことになる。なんでも話せて一緒にいることが自然だった幼なじみの富永（榮倉さん）。いつも優しくて力強く支えてくれる親の再婚で義理の姉となった美咲（小西さん）。そして、記憶の中の誰かに似ているファインダー越しにたたずむ女性（井川さん）。光司の視線が3人の女性を見つめるとき、彼自身もまた変わり始めていく……というストーリー。

　主演を務めた三浦さんは「終盤のシーンで長いせりふを一発で決めて監督が『すばらしい！』と言ってくれた。あまり褒めない監督がそのカットだけは褒めてくれて心からの叫びに聞こえた。役者をやっていて監督から心の叫びを聞くことはほとんどないので、一生の宝物になれるようなものをもらったと思いました」と感無量の面持ちだった。会見には小西さん、井川さんも出席した。映画は18日から全国で公開。（毎日新聞デジタル）