NMB48：“東京進出”に大喜び「笑いへのこだわり見て」　　日テレ深夜で冠番組「なにわなでしこ」

　アイドルグループ「AKB48」の姉妹ユニットで大阪・難波を拠点に活動する「NMB48」が22日、日本テレビで行われた、7月スタートの深夜バラエティー番組「なにわなでしこ」の発表会見に、共演のお笑いコンビ「ピース」とともに登場した。同局の昼の情報バラエティー番組「ヒルナンデス！」への出演と聞かされて会場に入ってきたメンバー7人は、東京で初の冠番組のスタートを知らされると、跳びはねて大喜び。キャプテンの山本彩（やまもと・さやか）さんは「知らされ方がインパクト大で、驚いてる気持ちのほうが大きい。東京で初めての冠番組ということなので、面白い番組にしたい。体も張っていきたい」と“東京進出”の意気込みを語ると、渡辺美優紀さんは「ありがとうございます！　本当にうれしい。スベることもあるけど、私たちの笑いへのこだわりを見て」とアピールした。

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　「なにわなでしこ」は、日本テレビ（関東ローカル）で「NMB48　Meets TOKYO」をコンセプトに、「NMB48」のメンバーたちが、アイドルの枠を超えた過酷なロケをしながら、毎回東京の区を一つずつ回り、23区を制覇するというバラエティー番組。「ピース」の2人も出演し、毎回、その区にちなんだ“ムチャぶり”の指令を受け、“なにわなでしこ”であるメンバーらが未体験の大都会・東京でドタバタのロケを行っていく。東京のことをほとんど知らないという7人は、「大阪の『海遊館』が大好きなので、東京の水族館にも行きたい」（山田菜々さん）、「東京スカイツリーを間近で見て、上ってみたい」（福本愛菜さん）、「東京タワーに行って、みんなで望遠鏡で（見て）ワイワイしたい」（近藤里奈さん）、「竹下通りでメンバーといっぱい買い物したい」（吉田朱里さん）、「渋谷のハチ公に会ってみたい。ハチ公の上に乗ってみたい」（小笠原茉由さん）とそれぞれ希望を口にしていた。

　今年1月にデビュー公演を行ってから約半年。デビューシングル発売（7月20日）決定に続き、東京での初冠番組も決まった。渡辺さんが「約半年で冠番組を持てたのは、AKBやSKEやSDNの皆さんの努力があったから。たくさんの人に感謝したい」と話せば、山田さんも「ここからは私たちの力で勝負していけるように頑張りたい」と抱負を語り、山本さんは「メンバーも増えたので、さらにパワーアップした私たちを見てほしい」とアピール。ピースの綾部祐二さんは「基本的に厳しくやっていきたい。我々もこういうふうに任されることは初めてなので、意外と緊張してます。いろいろなプレッシャーを受けているので、余裕はない」と笑わせ、「僕らも含めて、まずはNMB48を知っていただくことをメーンにやりたい」と意気込みを語っていた。

　NMB48は、「AKB48」と同じく秋元康さんがプロデュースを手がけたアイドルグループ。名古屋・栄を拠点に活動する「SKE48」に続き、今年元日に劇場デビューした。チームNに16人、研究生として9人が所属。劇場公演では約3万人を動員し、大阪を中心にさまざまなメディアで多数のレギュラーを抱えている。AKB48の22枚目のシングル曲の選抜メンバーを決める「第3回　AKB48選抜総選挙」では、山本さんが28位で唯一40位以内にランクイン。7月20日にシングル「絶滅黒髪少女」でCDデビューすることも決まっている。

　新番組「なにわなでしこ」は、7月12日から毎週火曜深夜1時59分スタート。読売テレビでも放送予定（開始日未定）。（毎日新聞デジタル）