クルム伊達公子:ウィンブルドン2回戦でV・ウィリアムズと対戦 WOWOWで生中継

ウィンブルドンテニスの女子シングルス2回戦に挑むクルム伊達公子選手 写真:ロイター/アフロ
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ウィンブルドンテニスの女子シングルス2回戦に挑むクルム伊達公子選手 写真:ロイター/アフロ

 11年のテニスのグランドスラム(4大大会)の一つ「ウィンブルドンテニス」がロンドンで開幕した。WOWOWは、125周年の歴史を持ち、グランドスラムで唯一芝のサーフェス(コート面)の大会を2週間にわたり100時間を超えるボリュームで連日生中継する。大会第3日(6月22日)に行われる女子シングルス2回戦では、15年ぶりにウィンブルドンで勝利を挙げたクルム伊達公子選手が、同大会で5度の優勝経験があるビーナス・ウィリアムズ選手と対戦。注目の一戦を前に伊達選手が現在の心境を語った。(毎日新聞デジタル)

ウナギノボリ

 −−1カ月前には「自信がない」とおっしゃられていましたが、この勝利までどのように切り替えてきたのですか?

 意識的に何を変えたということはありません。クレーコートで試合をしている間は、あれこれ考えていろいろ試してみても何一つ変わることはありませんでしたが、クレーシーズンが終わって、サーフェスがクレーから芝に変わり、それによってプレースタイルが変わりました。サービスではより前に行こうという気持ちで、ラリーの中ではネットに行くチャンスを見計らって準備をしながらプレーをしています。バウンドもクレーのように高くはずむこともないので、必然的に修正しやすかったと思います。

 −−芝に行けば何か変わるという期待はあったのですか?

 確固たる手ごたえは全くありませんでした。少しでも良くなってくれればという自分に対する期待だけでした。全仏オープンテニスの後、本来ならば1週空けて気分転換してから芝に入る予定だったのですが、急きょ予定を変えてダブルスでITFの大会に出ました。ダブルスであれば体力的に温存できますし、気分的にもそこまで思い詰めず、ちょうどいい練習としてできるかなというのがあったからです。結果的には、いろんな意味でサービスの修正やネットプレーの修正ができました。

 −−次はビーナス・ウィリアムズ戦です。初対戦ですが、どのような気持ちで臨みますか?

 パワーやスピードについていけるかどうかや、想像を超えるところもあると思うので、作戦というのはないかなと思っています。絶不調の中から芝に入ってここまで少しずつ取り戻しつつあるので、とにかく自分のできる範囲の中で、それを維持できるプレーが試合の中でできればいいなと思います。

 *……注目の「ウィンブルドンテニス」女子シングルス2回戦、クルム伊達公子vsビーナス・ウィリアムズ戦は、22日WOWOWのデジタル193chで生中継。

 ◇ウィンブルドンテニス 大会第3日

 22日午後8時55分~深夜0時(デジタル193ch)生中継・女子シングルス2回戦「クルム伊達公子(日本)対ビーナス・ウィリアムズ(アメリカ)」、男子シングルス2回戦 「ラファエル・ナダル(スペイン)対ライアン・スウィーティング(アメリカ)」*深夜0時からBS-5ch/191chに切り替わります

 22日深夜0時~午前6時(BS-5ch/デジタル191ch)生中継・男子シングルス2回戦「ラファエル・ナダル(スペイン)対ライアン・スウィーティング(アメリカ)」・男子シングルス2回戦「ビクトル・ハネスク(ルーマニア) vs アンディ・ロディック(アメリカ)」*試合の進行により、放送カードが変更となる場合があります。

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