注目ドラマ紹介:「京都地検の女」 名取裕子の人気シリーズ第7弾 初回は2時間SP

「京都地検の女」初回スペシャルの1シーン=テレビ朝日提供
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「京都地検の女」初回スペシャルの1シーン=テレビ朝日提供

 女優の名取裕子さん主演のドラマ「京都地検の女」(テレビ朝日系)が7日スタートする。“主婦の勘”を武器に難事件を解決する女性検事・鶴丸あやの活躍を描く人気シリーズの第7弾。個性的なレギュラー陣に加え、今回から新たにフレッシュな新人の女性刑事も登場する。初回放送は2時間のスペシャル版。

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 「京都地検の女」は03年7月に放送をスタート。シリーズを重ねるたびに好評を博し、昨年10月クールに放送された第6シリーズでは、平均視聴率12.5%、最終回は最高視聴率15.0%を記録している。新シリーズでも、あやと対立する池内刑事役の益岡徹さん、あやの腰ぎんちゃくで検察事務官・太田勇一役の渡辺いっけいさん、あやが頼りにする上司・高原純之介役の蟹江敬三さん、第5シリーズから登場し僧侶の資格を持つ京都府警の鬼刑事・成増警部補役の寺島進さんら個性的なレギュラー陣は健在。今作では新たに、若さゆえの正義感を持ち、まっすぐに捜査を続ける新人女性刑事の栗原美波(大塚千弘さん)が加入。若い女性刑事が登場するのはシリーズを通じて初となる。

 初回スペシャルには、高橋由美子さん、平岳大さんらがゲスト出演。すっかり京都地検の顔となったあやの下に、「恋人を殺害した」という容疑者・松岡志保(高橋さん)が送検されて来る。被害者は金融会社社長の南条晃司(柴田善行さん)。別れ話のもつれから暴力を振るわれ、発作的にネクタイで絞め殺したというが、殴られたというのにアザもなく、供述があいまいなことから、あやは志保がうそをついているのでないかと直感し、被害者の周辺捜査を始める。ありふれた動機の恋人殺しかと思われた事件だったが、その周辺には、南条の顧問弁護士、世界的に活躍するピアニスト、料理研究家といった人物たちも登場し……という物語。

 名取さんは、東京での別作品のロケ中に、小学生から「あ、京都地検の女!」と声をかけられたといい、「ここまでドラマが浸透したんだなあとうれしくなりました。と同時に、『京都地検の女』は私の代表作だとあらためて責任を感じました」とコメント。「今シリーズは初の女性刑事がメンバーに加わることになりました。2人のやりとりは楽しい場面になっていますので、ご期待ください。東日本大震災以降に放送されるドラマとして、命のいとおしさ、一瞬一瞬を大事にして日々の生活を送ることの大切さなどを、今までより一段と色濃く感じてもらえるような作品にするべく、まじめに取り組んでいますので、ご声援をお願いします!」とアピールしている。

 木曜ミステリー「京都地検の女」は7日から毎週木曜午後8時~同54分に放送。初回は午後8時~同9時48分の2時間スペシャル。主題歌には、高橋真梨子さんの「この蒼い地球のように」を起用した。(毎日新聞デジタル)

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