篠田麻里子：前田敦子もうらやむ脱力系ショートアニメで声優初挑戦

　アイドルグループ「AKB48」の篠田麻里子さんが17日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ（東京都港区）で開かれたショートアニメ「紙兎ロぺ」の第2弾DVD発売記念イベントに登場。この日は同作が12年に映画化されることも発表され、第2弾DVDに収録されているエピソード「回覧板」編で声優に初挑戦した篠田さんは、同作のファンだという前田敦子さんから「おもしろくて楽しいアニメだから（声優に挑戦することが）ずるいと言われました」と明かし、報道陣を笑わせた。

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　同作は全国のTOHOシネマズのスクリーンの幕間に上映されている脱力系アニメで、第81回アカデミー賞で短編アニメ映画賞を受賞した「つみきのいえ」を制作したROBOTとTOHOシネマズの共同コンテンツ開発プロジェクト「Gift Movie」の作品。下町を舞台に紙ウサギ「ロペ」と紙リス「アキラ先輩」の2人が、映画館に行くまでの珍道中を描いている。超テキトーなアキラ先輩に振り回されてばかりのロペ。それでもなんだかんだいって2人は一緒に映画を見るため、道中を仲よくひた進む……というストーリー。

　篠田さんは、DVD第2弾に収録されるエピソード「回覧板」編で、「アキラ先輩」の5人兄弟のしっかり者の姉役として声優に初挑戦。いつもだらしない弟の尻ぬぐいをさせられ、ちょっとイライラしているキャラクターを演じており、12年公開の映画版にも登場するという。「回覧板」編は、劇場では10月から1カ月間の上映を予定している。

　篠田さんは、「シュールでくすっと笑えて、映画前にテンションを上げることができる作品です」と紹介。普段映画館で映画を見ないことから同作を知らなかったという篠田さんだが、「あっちゃん（前田さん）は映画が大好きで、この作品を見るために早くから（映画館に）入っているみたい。あっちゃんが詳しいと聞いてテンション上がった」と喜んだ。

　声優初挑戦について、篠田さんは、「難しかった。深夜まで何度もとりなおしました」と振り返りながらも、「初心者だけど上出来だと思う！」と胸を張った。篠田さんは、「（『紙兎ロぺ』を）知らない方も見たことあるなという人も、見ていくとハマるのでシュールさを楽しんで！（篠田さん演じた）お姉さんも見つけてみてください」とアピールした。DVDは全国のTOHOシネマズ劇場で9月17日から限定発売。全16話収録し、2940円。（毎日新聞デジタル）