川島永嗣選手:初の著書「準備する力」を26日発売 サッカー人生と成功哲学つづる

川島永嗣選手初の著書「準備する力」の表紙
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川島永嗣選手初の著書「準備する力」の表紙

 サッカー日本代表の守護神、川島永嗣選手がサッカー人生と成功哲学をつづった初の著書「準備する力 夢を実現する逆算のマネジメント」が、26日に角川書店から1365円で発売される。同じ日本代表の長友佑都選手や長谷部誠選手などが今年に入り、次々と著書をリリースし、ベストセラーとなっている中、「自分のことを語ることが好きでない」と数多くの出版社からのオファーを断ってきたという川島選手だったが、「自分の人生観を1冊の本にまとめることによって、さまざまな人たちと考え方を共有したいと思った。僕の人生も、まだ道半ばだ。まだまだ、学ばなければいけないことがたくさんある。この本の出版が読者の皆さんと共に考え、そして、僕自身が、自分をみつめ直すきっかけになれば」と執筆した理由について、本書の中で語っている。

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 本書は四六判256ページ。ワールドカップに出場し、海外チームでプレーするため、どんな準備と努力をして、どんな困難を乗り越えてきたかなど、自身のサッカー人生と成功哲学を初めて掲載。自分のことを「弱い人間」と語り、心が折れたという09年2月に行われたワールドカップアジア予選のオーストラリア戦でスターティングメンバーを外されたときのエピソードや、高校時代に栄養学に目覚め、母親に冷凍食品と揚げ物を禁止したという親子のほほ笑ましいエピソードなどが披露されている。

 川島さんは、日本代表のゴールキーパーとして、10年の南アフリカワールドカップに出場。選手を励まし、時に叱咤(しった)してチームをサポートするその姿が印象的で、ピンチを救ったときの“どや顔”がトレードマークになっている。10年より、ベルギーの「リールセ」で活躍中。(毎日新聞デジタル)

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