キツツキと雨:小栗旬・役所広司初共演作 東京国際映画祭コンペに 邦画で唯一、公開は2月

小栗旬さんと役所広司さんが初共演する映画「キツツキと雨」(沖田修一監督)のポスター(C)2011「キツツキと雨」製作委員会
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小栗旬さんと役所広司さんが初共演する映画「キツツキと雨」(沖田修一監督)のポスター(C)2011「キツツキと雨」製作委員会

 俳優の小栗旬さんと役所広司さんが初共演する映画「キツツキと雨」(沖田修一監督)が10月22~30日に開催される「第24回東京国際映画祭」のコンペティション部門に、日本映画として唯一出品されることも発表された。また、公開日も12年2月11日に決まった。

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 映画の舞台は、小さな山村。山村に住む木こりの克彦(役所さん)は、ひょんなことから山村にやってきたゾンビ映画の撮影隊を手伝うことになる。気の弱い新人監督の幸一(小栗さん)は、現場をまとめきれずパニック寸前で、はじめは幸一と距離を置いていたが、いつしか奇妙なコラボレーションを生み出していく……というほんわかとしたストーリー。俳優の山崎努さん、伊武雅刀さん、平田満さん、高良健吾さん、女優の臼田あさ美さんらも出演し、「南極料理人」(09年公開)の沖田監督がメガホンを取る。

 また、主題歌は、シンガー・ソングライターで俳優の星野源さんの書き下ろし曲「フィルム」が使用されることも発表された。星野さんは「沖田監督が僕の音楽を深く理解した上でオファーしてくれたので、自由にやることができ、『フィルム』という言葉に、普段自分が思っていることを詰め込むことができました」と語り、「なにかを作ること、支えることを生業にする人がこの映画を見れば、すごく励まされると思います。ゾンビ映画好きとして胸が熱くなり、役者として『映画撮影あるある』に爆笑し、ものづくりをする者として強く元気づけられました」と映画への思いを語っている。(毎日新聞デジタル)

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