映画興行成績:「アンフェア」第2弾が初登場首位 秋の新作5本続々ランクイン

「アンフェア the answer」の一場面 (C)2011 アンフェア製作委員会
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「アンフェア the answer」の一場面 (C)2011 アンフェア製作委員会

 20日発表された17、18日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、篠原涼子さんが主演を務めるテレビドラマの劇場版第2弾「アンフェア the answer」が、17日から全国368スクリーンで公開され、初日2日間で約24万人を動員。興行収入約3億1316万円を記録し、初登場首位を獲得した。篠原さんや寺島進さん、阿部サダヲさんらレギュラー陣に加え、佐藤浩市さん、山田孝之さんらが新たに参加している。2位は「世界侵略:ロサンゼルス決戦」で全国333スクリーンで公開され、初日2日間で約14万人動員、興行収入約1億7364万円。1、2位ともに新作がランキングを制した。

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 上位2位を含め新作は5本ランクインした。「スパイキッズ」シリーズ最新作となる「スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション」は6位。全国218スクリーンでの初日2日間の成績は、約7万人を動員し、興行収入約1億987万円。7位の「サンクタム」は全国213スクリーンで公開され、土日2日間の成績は観客動員数約6万人、興行収入約9693万円となった。また、10年に韓国で約630万人を動員するヒット作となったウォンビンさん主演のサスペンス・アクション「アジョシ」は9位にランクイン。全国77スクリーンと小規模な公開ながら、初日2日間で約3万人を動員し、興行収入約3825万円となった。

 「アンフェア」は、篠原さんが演じる警視庁捜査1課で検挙率ナンバーワンのバツイチ刑事・雪平夏見の活躍を描き、06年1~3月に放送されて全11話の平均視聴率15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、最高視聴率16.5%を獲得した人気ドラマ。07年には劇場版「アンフェア the movie」が公開され、興行収入27億2000万円を突破した。映画は、連続殺人事件の容疑をかけられ、逮捕されてしまった雪平が、事件の裏に潜む陰謀と黒幕を暴くため、元夫や同僚、上司、検察、凶悪犯罪者らに追われながら、事件の真相に近づいていく……というストーリー。

 「世界侵略:ロサンゼルス決戦」は、ロサンゼルスを舞台に、エイリアンによる地球侵略によって街に取り残された民間人5人の救出に向かう10人の海兵隊員の活躍を描くドキュメンタリータッチのSFアクション。「スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション」は、世界征服をたくらむ史上最悪の悪党タイムキーパーを相手に、双子の新スパイキッズが立ち上がる。デジタル3D映像に、もう一つの“におい”を加えた初の“4D”上映が特徴で、劇場入場時に配られる「4Dミッションカード」を画面に出てくる番号が点滅したタイミングでこすると、シーンに合わせたにおいが楽しめる。

 「サンクタム」は「アバター」のジェームズ・キャメロン監督が製作総指揮を務めた3D映画。パプアニューギニアの密林地帯を訪れた探検隊が、未踏の地とされる洞窟の調査中にすさまじい鉄砲水で出口をふさがれ、決死の脱出を試みるアドベンチャー・ムービー。「アジョシ」は、街の片隅で質屋を営むウォンビンさん演じるテシクに日ごろからなついていた隣家の少女ソミが、麻薬がらみで組織に拉致され、テシクはソミを助け出すために捨て身で組織に挑んでいく……というストーリー。(毎日新聞デジタル)

1位 アンフェア the answer

2位 世界侵略:ロサンゼルス決戦

3位 探偵はBARにいる

4位 神様のカルテ

5位 ライフ −いのちをつなぐ物語−

6位 スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション

7位 サンクタム

8位 くまのプーさん

9位 アジョシ

10位 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2

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