優香:前代未聞の“中古車”役に戸惑いも「車を大切にしようと思った」  配信ドラマ会見

オリジナルドラマ「T−UP presents サムズアップ!」の記者発表会に登場した優香さん
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オリジナルドラマ「T−UP presents サムズアップ!」の記者発表会に登場した優香さん

 フジテレビが制作したオリジナル映像作品が無料で見られる動画コミュニティーサイト「見参楽!(みさんが)」で25日から配信予定のオリジナルドラマ「T−UP presents サムズアップ!」の記者発表会が18日、東京都内であり、タレントの優香さんが黒のパーティードレスで登場。“中古車”役を演じた優香さんは、「初めて台本読んだときに、正直よく分からなかった。ん? 車の役?って」と戸惑ったものの、「車の役だけれども車の妖精として人間になっていて、人間と人間の話。これから車を買う方も、車を持っている方も車を大切にしようと思えると思います」とアピールした。

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 ドラマは、車と人のファンタジーラブストーリーで、とある中古車販売店「T−UP」の店舗が舞台。この店に売られてきた車は査定の前に魂が人の形となり悩みを明かす……。展示車のはな(優香さん)は、自信をなくしている中古車や、双子の中古車などさまざまな中古車たちの悩みを受け止め、元気づける。そんなはな自身にもまだ解決されていない過去があった……という物語。はなと唯一話ができる人間で、はなが思いを寄せる中古車販売店の従業員役を和田聰宏さん、はなのよき相談相手で、「T−UP」のマスコットキャラクターでもある赤い鳥のシゲ爺役を螢雪次朗さんが演じるほか、双子のお笑いコンビ「ザ・たっち」、女優の河北麻友子さんらが出演。「見参楽!(みさんが)」への配信と同時にBSフジでも放送される。

 会見には、優香さんをはじめ、和田さん、螢さんも登場。和田さんは、優香さんについて「テレビで見たままの方。やさしくてみんなに愛される優香さんだった」と絶賛するも、「自分が芝居をすると(優香さんが)笑うのがちょっと心外だった」と告白。優香さんは、「普段絶対言わないような、ルー大柴さん的な、聞き慣れないせりふをまじめな顔でいうので”ツボ”で笑っちゃった」と話し、「周りの中古車の方のせりふがぶっ飛んでいるので、(人間役の)和田さんと会話するとおかしかった」と“弁解”していた。

 優香さんは、自身の役どころについて「初めはテンションが抑えめなんですけど、だんだん感情が豊かになっていくんです。そのテンションの変わり方など(を表現すること)は、周りの空気って必要。みなさん明るくて楽しくて、苦労も全くなくできました」と撮影を振り返った。優香さんは、「今回のドラマを通じて、車には気持ちが本当にあるんだろうなと思いました。売られるときとか悲しいんだって分からせるために故障してみたりとか……今の車に愛着がわきました」と笑顔で話した。

 ドラマは全10話で25日から配信開始。第1~9話は各5分、最終話は35分。BSフジでは25日午後10時55分から放送。(毎日新聞デジタル) 

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