22日開幕したアジア最大級の映画祭「第24回東京国際映画祭」のグリーンカーペットに、特別招待作品「アントキノイノチ」(瀬々敬久監督)に主演した榮倉奈々さん、「ハラがコレなんで」(石井裕也監督)に主演した仲里依紗さん、「カルテット!~Quartet!~」(三村順一監督)に出演した剛力彩芽さんらが次々と登場。会場の六本木ヒルズ(東京都港区)に隣接するけやき坂に敷かれたグリーンカーペットを舞台にエレガントなドレス姿で競演した。
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「アントキノイノチ」は歌手のさだまさしさんの同名小説が原作で、8月に開催されたカナダ・モントリオール世界映画祭で「イノベーションアワード」を受賞。高校生のときにある事件がきっかけで心を閉ざしてしまった永島杏平(岡田将生さん)が「遺品整理業」という仕事を通して久保田ゆき(榮倉さん)と出会い、失われた命や残されたモノに触れることで、生きる勇気を少しずつ取り戻していく姿を描いている。「カルテット!」はバイオリンの才能を持つ少年(高杉真宙さん)が、気持ちがバラバラになってしまった家族を音楽で元に戻そうと奮闘するというストーリー。剛力さんは少年の姉・美咲を演じる。「ハラがコレなんで」は家も金もなくダンナもいないけれど義理人情に厚い妊婦・光子(仲さん)が子どものころ暮らしていた長屋の人々のために立ち上がるというストーリー。
榮倉さんは岡田さん、瀬々監督とともに黒のシースルーのレースワンピースで、剛力さんは三村監督、高杉さん、鶴田真由さん、細川茂樹さんらとともにファーを羽織ったリトルブラックドレスで登場。一方仲さんは石井監督、石橋凌さんとともに真っ赤なドレスで登場し、ファンの目を喜ばせていた。
映画祭は30日まで、六本木を中心にした会場で約300作品が上映される。最終日には映画プロデューサーのエドワード・R・プレスマンさんが審査委員長を務め「東京サクラグランプリ」を決定する。「ハラがコレなんで」は11月5日、「アントキノイノチ」は11月19日、「カルテット!」は12年1月7日公開予定。(毎日新聞デジタル)
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