安藤優子:東京五輪の名花・チャスラフスカにインタビュー BSフジで初冠番組

安藤優子さん(左)とチャスラフスカさん=BSフジ提供
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安藤優子さん(左)とチャスラフスカさん=BSフジ提供

 ニュースキャスターの安藤優子さん(52)が「東京オリンピックの名花」と呼ばれた元体操選手のベラ・チャスラフスカさんにインタビューを行った番組「安藤優子のライフストーリーインタビュー チャスラフスカ 華やかに、過酷に」がBSフジで5日午後9時から放送される。安藤さんが同局で冠番組を持つのは今回が初めて。

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 チャスラフスカさんは64年の東京オリンピックで3個の金メダルを獲得した旧チェコスロバキアの元体操選手。チェコスロバキアの民主化運動「プラハの春」の支持を表明し、反体制派として公職を追放されて引退に追い込まれた。その後、弾圧や離婚などの苦悩の日々を経て89年、ビロード革命で民主化を果たしたチェコの大統領顧問に就任した。

 番組で安藤さんはチャスラフスカさんに東京オリンピックの思い出や、政治的事情から出場を危ぶまれていたメキシコオリンピックへの出場秘話など選手時代のエピソードのほか、弾圧の日々や18年にヴァーツラフ広場で行ったチェコスロバキア独立宣言に込めた思いなどを語った。また日本の男子体操選手から学んだ体操技術や日本人から届いた手紙など日本とのかかわりについても話している。チャスラフスカさんの競技映像も放送される。

 安藤さんはチャスラフスカさんと21年ぶり3度目の対面で「つい最近お会いしたばかりであるかのようにお話をしていただき、人間としての大きさを改めて感じました。はち切れんばかりの明るさ、すべてを乗り切ってこられたというおおらかさを感じました」と感想を述べた。また今後、話を聞いてみたい人として自身がファンであるという英ロックバンド「ローリング・ストーンズ」のボーカル、ミック・ジャガーさんを挙げたほか、「“希代の悪人”のような人。(そういう人にも)赤い血の通ったストーリーが必ず存在していることが、きっと分かる」といい、「有名な方でなくとも、100人いたら100人分のライフストーリーがある。いろいろな人のお話を聞いてみたいですね」と話している。(毎日新聞デジタル)

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