女優の水野美紀さんが2日、テアトル新宿(東京都新宿区)で開かれた映画「恋の罪」(園子温監督)の初日舞台あいさつに登場した。主演の水野さんは、映画で初のヌードを披露するなど体当たりの演技を見せており「監督に私の新しい一面を引き出してもらった。一生思い出に残る作品。やったことに誇りを持てる役だと思う」と喜んだ。水野さんとともに舞台に登場した園監督も「最も愛している映画といってもいいくらい、心にとどめておきたい作品になりました」と自信を見せた。
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「恋の罪」は、映画「愛のむきだし」(09年)、「冷たい熱帯魚」(11年)、「第68回ベネチア国際映画祭」で主演の染谷将太さんと二階堂ふみさんがマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人俳優賞)を受賞した映画「ヒミズ」(12年1月公開)などで知られる園監督が、90年代に東京都渋谷区円山町のホテル街で実際に起きた殺人事件をもとに3人の女性の生きざまを描くサスペンス。刑事の吉田和子(水野美紀さん)は、事件の真相を追う中で、大学の准教授の尾沢美津子(富樫真さん)と人気小説家を夫に持つ主婦の菊池いずみ(神楽坂恵さん)の秘密に引き込まれていく……というストーリー。いずみの夫・菊池由紀夫を俳優の津田寛治さん、いずみが転落していくきっかけをつくる男・カオルを俳優の小林竜樹さんが演じる。
舞台には、先日、園監督との婚約を発表した神楽坂さん、富樫さん、津田さん、小林さんも登壇。水野さんは、自らが演じる吉田和子について「彼女が抱えている心の闇は、どの女性にも共通するものだと思うので、映画を見ていただいた女性に感想を聞いてみたい」とコメント。園監督は「この作品は『セックス・アンド・ザ・シティ』の裏通り版。見終わった後に女性でフリートークをして、わいわい盛り上がれる」と話しつつ「もちろん男性にも見てほしい。平成版『エマニエル夫人』というか……」と映画をPRした。
劇場は、200席以上の客席を埋めつくし、立ち見もでるほどの盛況で、観客を前に神楽坂さんは「手が震えている」と話し、富樫さんは「こういう場に立てて本当に幸せ」と涙ぐんだ。園監督は「こういう映画で立ち見の人に囲まれているというのは、一つの日本映画の可能性だと思う」と淡々と語りながら喜びを表現していた。
映画は、12日からテアトル新宿ほかで全国で公開。(毎日新聞デジタル)
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