長谷川博己:「ミタ」人気で来期連ドラ2本 山崎豊子原作「運命の人」に出演決定

ドラマ「運命の人」に出演する長谷川博己さん=TBS提供
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ドラマ「運命の人」に出演する長谷川博己さん=TBS提供

 ドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)で注目を集める俳優の長谷川博己さんが12年1月クールに放送される本木雅弘さん主演の連続ドラマ「運命の人」(TBS系)に出演することが29日、発表された。長谷川さんは1月にスタートする連続ドラマ「聖なる怪物たち」(テレビ朝日系)にも出演が決定しており、同クールで2本の連続ドラマに出演することになった。さらに、俳優の北大路欣也さん、大森南朋さん、柄本明さん、柳葉敏郎さん、市川亀治郎さんら豪華キャストの出演も発表された。

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 原作は「白い巨塔」や「沈まぬ太陽」などで知られる作家の山崎豊子さんの09年の最新作で、約40年前の沖縄返還密約事件を基にした物語。エース記者の弓成亮太(本木さん)が、理想と信念を掲げ、“沖縄返還”の裏側に潜む国家権力の欺瞞(ぎまん)を暴く姿を描く。弓成の妻・由里子役を女優の松たか子さん、弓成と仕事で出会い、深く接点を持つ外務省事務官・三木昭子役を女優の真木よう子さんが演じる。長谷川さんは、由里子のいとこでアメリカやヨーロッパで活躍する建築家・鯉沼玲役で登場。幼いころから由里子に思いを寄せるスマートな男性を演じる。北大路さんは佐橋慶作首相役、大森さんは読日新聞政治部のキャップ・山部一雄役で登場する。

 本木さんはドラマについて「一読者として原作を読んだときに、戦争で負った沖縄の傷、そして今なお抱えている現状という山積みの問題に無知だったと知りました。私はこの3カ月間ドラマを通して首を突っ込むだけで意見などとてもできないけれど、テレビを通じて一つのきっかけを投げかけられればと思いますし、最終的にはこの『運命の人』が日本の未来を応援する形のドラマになるのではないかと思います」とコメントを寄せている。

 放送はTBS系で12年1月から毎週日曜午後9時。(毎日新聞デジタル)

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