千葉真一:栗山千明と「キル・ビル」以来8年ぶり共演 成長ぶりに目細める

29日放送の「秘密諜報員 エリカ」(=読売テレビ提供)
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29日放送の「秘密諜報員 エリカ」(=読売テレビ提供)

 俳優の千葉真一さんが女優の栗山千明さん主演のドラマ「秘密諜報員 エリカ」(読売テレビ・日本テレビ系)の最終話(29日放送)に出演することが22日、明らかになった。千葉さんと栗山さんの共演は03年の映画「キル・ビル」以来8年ぶり。千葉さんは栗山さんについて「当時は可愛い栗山君だったんだけど、最近ちょっと大人っぽくなりましたよねえ。素敵な大人に成長していましたね」と話している。

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 ドラマは一話完結のミステリー作品。主人公の湊エリカ(栗山さん)は、テロや誘拐などさまざまな事件から、秘密裏に国民を守っていたすご腕のスパイだった。しかし、平凡なサラリーマンの高橋良介と、良介の連れ子で幼稚園児の航太郎と出会ったことをきっかけに1年前にスパイを辞めて、過去を隠したまま良介と結婚し、新妻として平和な日常を送っていた。ところがある日、スパイ時代の元上司・戸塚宗一(杉本哲太さん)がエリカの元を訪れ、民間のトラブルを解決する仕事を手伝ってほしいとエリカに頼み込む。家族を第一に考えるエリカは断るのだが、“秘密”を家族にばらすとおどされ、半ば強制的に手伝わされることになってしまう……というストーリー。

 ハリウッドで活躍する千葉さんは牧師役で出演。「今回、久しぶりに日本で演じてみて、みんな若くなったなあ、みんな周りは若いなあって感じますね」と感想を述べ「ただ、これまでに1300本以上出演してきて、去年50周年を迎えたんですが、厳しいことを言うようですが、やっていることは昔と少しも変わってない。これは、変えなきゃいけない、と思いました」と指摘。「日本映画もアメリカ映画も、今新しいアクションをやらなきゃいけない。そのアクションとは、ドラマの中から自然に出てくるのが本当のアクションだと思いますよ。それをやり続ける作品がたくさん出てこないと。日本はもっと、『これが日本人だ』『これが日本の文化だ』『これが日本の良さだ』というのを世界に映像を通じて伝えなくてはいけないと僕は思います」と語った。

 ドラマは毎週木曜午後11時58分から放送中。(毎日新聞デジタル)

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