マイウェイ:オダジョーとドンゴンの主演映画 ベルリン映画祭に出品

「第62回ベルリン国際映画祭」特別招待作品に決定した映画「マイウェイ 12,000キロの真実」の一場面(C)2011 CJ E&M CORPORATION&SK PLANET,ALL RIGHTS RESERVED
1 / 1
「第62回ベルリン国際映画祭」特別招待作品に決定した映画「マイウェイ 12,000キロの真実」の一場面(C)2011 CJ E&M CORPORATION&SK PLANET,ALL RIGHTS RESERVED

 オダギリジョーさんとチャン・ドンゴンさんがダブル主演した韓国映画「マイウェイ 12,000キロの真実」(カン・ジェギュ監督)が2月9~19日に開かれる「第62回ベルリン国際映画祭」のパノラマ部門に特別招待作品として出品され、スペシャル上映されることが5日、明らかになった。カン監督は「映画祭から特別枠を用意してもらえて大変光栄です。『マイウェイ』は戦争の悲劇を描いているわけではなく、人間が希望を探す映画であり、そして国籍も理念も異なる人間同士が理解し合う姿を描いた物語です。アジアだけでなく、世界中の人々にこの作品に込めたメッセージを感じていただければと思います」とコメントを寄せている。

あなたにオススメ

 ベルリン国際映画祭は、カンヌ、ベネチアと並ぶ世界3大映画祭の一つ。パノラマ部門は、最高賞の金熊賞(作品賞)を競うコンペティション部門ではないが、これから活躍が期待される監督の作品が多く選ばれている。11年には日本から岩井俊二監督の「バンパイア」と深川栄洋監督の「白夜行」が出品された。オダギリさんとチャンさんの2人が同映画祭に参加するのはオダギリさんが「ビッグ・リバー」、チャンさんが「PROMISE 無極」で参加した第56回ベルリン国際映画祭以来ともに6年ぶりとなる。

 「マイウェイ」は、1928年の日本統治下のソウルを舞台にした実話が基になった作品。戦時下の極限状態で絆を深めた日韓の男同士の友情を描く。何不自由なく暮らす長谷川辰雄(オダギリさん)は、使用人として雇われた一家の少年のキム・ジュンシク(ドンゴンさん)と出会い、境遇が異なる2人が走ることを通じてライバルとして成長する。五輪の選考会でのある事件をきっかけに2人の人生は大きく変わってしまう……というストーリー。14日に公開予定。(毎日新聞デジタル)

映画 最新記事