三浦友和:「感動はなでしこ以上だった」“東洋の魔女”を前にしみじみ

映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」」の3Dプレミア試写会に登場した(前列左から)“東洋の魔女”の内田(旧姓・藤本)佑子さん、佐々木節子さん、田村(旧姓:篠崎)洋子さん、丸山(旧姓・磯辺)サタさん、(後列左から)須賀健太さん、三浦友和さん、吉岡秀隆さん、薬師丸ひろ子さん
1 / 1
映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」」の3Dプレミア試写会に登場した(前列左から)“東洋の魔女”の内田(旧姓・藤本)佑子さん、佐々木節子さん、田村(旧姓:篠崎)洋子さん、丸山(旧姓・磯辺)サタさん、(後列左から)須賀健太さん、三浦友和さん、吉岡秀隆さん、薬師丸ひろ子さん

 俳優の三浦友和さんが17日、東京都内で行われた映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」(山崎貴監督)の3Dプレミア試写会に薬師丸ひろ子さんら出演者と登場。“三丁目の人々”が東京オリンピック女子バレーボールで金メダルを獲得した“東洋の魔女”たちを応援する姿が描かれることにちなみ、この日は丸山(旧姓・磯辺)サタさん、内田(旧姓・藤本)佑子さんら“東洋の魔女”がサプライズ登場。68歳になったという丸山さんは「年で身長が低くなった」と苦笑いだったが、内田さんは「毎日同じ練習ばかりで、映画や音楽、彼氏のかの字もないような生活だった」と当時のエピソードを次々と披露。そのパワーに出演者は終始圧倒されていたが、三浦さんは「最強のチームでこわいイメージがありましたが、やさしいお母様方」と表現。内田さんは「そりゃそうですよ!次回作では通行人くらいで出させてもらおうかしら」とちゃめっ気たっぷりにアピールし、会場を沸かせていた。

ウナギノボリ

 当時中学1年生だったという三浦さんは、「白黒テレビで拝見しましたが、(女子サッカー日本代表の)なでしこ(ジャパン)が優勝したときの感動の10倍、20倍だった。国をあげての応援はこういうこと」としみじみ。1964年生まれの薬師丸さんは、「日本中を熱狂の渦に包み込んだみなさんのご活躍は、どれだけ歓喜したか想像できます。みなさんいい笑顔ですてきな方たちだな」と笑顔を見せていた。

 映画は、前作から5年後の東京五輪開催の64年が舞台。開催国となった日本は、高度経済成長のまっただ中にあった。しかし「夕日町三丁目」には、以前と変わらぬ風景が広がっている。もうすぐ家族が1人増える予定の「茶川家」、事業も快調で“日本一の会社にする”夢にまっしぐらの「鈴木オート」など、住民たちは、それぞれににぎやかな日常を過ごしている……という設定。吉岡秀隆さん、堤真一さん、小雪さん、堀北真希さん、もたいまさこさん、三浦さん、薬師丸さんなどおなじみの“三丁目の人々”が出演する。

 試写会には、吉岡さん、須賀健太さん、山崎監督、“東洋の魔女”の田村(旧姓:篠崎)洋子さん、佐々木節子さんも登場。客席には、東京五輪当時を実際に過ごしたという60歳以上が集まり、中には90歳以上のファンの姿も。観客から「次は昭和の何年ごろに連れていってもらえますか」と問われた山崎監督は、「作るの大変なんです」と笑わせながらも「また見たいといってくださればたぶんまたがんばりたいと思う」と次回作への意欲を見せた。

 三浦さんは、「監督、私、薬師丸さん、堀北さん、堤くん、小雪さん、もたいさんはみんな辰(たつ)年です。こんな偶然はなかなかない。いろんな縁があってめぐりあわせも感じてまして、この映画は必ず今までを超えてもっともっと大ヒットするんじゃないかという確信を持っております!」と力強く呼びかけた。映画は21日に公開。(毎日新聞デジタル)

映画 最新記事