錦織圭:全豪オープンで日本男子80年ぶりのベスト16 次戦は「すごく不安」

「全豪オープン」全豪オープンで日本男子80年ぶりの4回戦進出を果たした錦織圭選手 写真:AP/アフロ
1 / 1
「全豪オープン」全豪オープンで日本男子80年ぶりの4回戦進出を果たした錦織圭選手 写真:AP/アフロ

 プロテニスの錦織圭選手が、豪メルボルンで開催中の12年最初のグランドスラム(4大大会)「全豪オープン」(WOWOWで16~29日に生中継)に出場し21日、3回戦でジュリアン・ベネトー選手(仏)に勝利し、日本男子80年ぶりの4回戦進出を果たした。大会第8日の23日にジョーウィルフライ・ツォンガ選手(仏)と対戦する錦織選手が、3回戦を振り返った。(毎日新聞デジタル)

ウナギノボリ

 −−見事な勝利でした。今の率直な感想は?

 とにかくうれしいです。この接戦をモノにできて、まずはほっとしています。

 −−第3セットに2ゲームをブレークされて2−5という場面がありました。その時の心境は?

 1ゲームずつ、1ポイントずつ挽回していこうと思っていました。2−5から3−5になるゲームではすごくいい形でポイントを取れていましたし、4−5になって相手のサーブになっても、いけるという感覚があったので、1ポイント1ポイントを大切に戦うようにしました。

 −−その後、5−5に追いついてのサービスゲーム。40−0とリードしているところからブレークされた場面はいかがでした?

 そこは一番反省しないといけないところです。40−0で、しかも自分のサーブで、そこから簡単にゲームを落としてしまいました。そこから挽回してセットを取れたのでよかったですが、一番の反省点だと思います。

 −−第3セットのタイブレークをとり、第4セットはいいところで力が出せたと思うのですが、その要因は?

 全体的に出だしから自分の調子がすごく良くて、その中でも相手のテニスを上回っていったので、自分のテニスをずっとキープしようと思っていました。最後のセットは、思い切りどんどん打っていけましたし、サーブも入っていたので、勝ちにつながったと思います。

 −−全豪で日本人男子として80年ぶりのベスト16進出ですね。

 すごく誇りに思います。日本人として、こうやって記録を破っていくのはとてもうれしいです。

 −−2008年全米でのベスト16進出の時との違いはありますか?

 あります。2008年の時は、ベスト16に残るのが夢みたいな感覚だったのですが、今は当然とはいかないまでも、それくらいに思っているので、気持ちも自分で強くなってきている証拠かなと思います。

 −−4回戦ジョーウィルフライ・ツォンガ戦については?

 以前勝っている相手ではありますが、すごく不安です。ツォンガは今シーズンとても調子がいいです。フォアだったりサーブでどんどん前に出てきて、攻撃的なプレーをしてくるので、それに自分が対応できるのかという不安が今は少しあります。これから作戦を練っていきたいと思います。

 ◇WOWOW「全豪オープンテニス」放送予定

 「第8日デイセッション 男子シングルス4回戦」23日午前8時55分~午後5時半、「第8日ナイトセッション 女子シングルス4回戦」23日午後5時半~深夜0時にWOWOWライブで生中継。

テレビ 最新記事