テレビ朝日の早河洋社長は14日の定例会見で、人気刑事ドラマ「相棒シーズン10」に出演中の及川光博さんが3月放送予定の最終話で「相棒」シリーズから“卒業”することについて、「彼の場合はミュージシャンでもありましたので、よくぞ『相棒』の世界に来てくれたと思いますし、よくぞ3年間やっていただいたと感謝しています。寺脇（康文）君とは違う『相棒』像を作ったと思いますね。次の人も2人とは別の『相棒』像を確立してもらいたいなと期待しています」とコメントした。

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　相棒シリーズは、警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部・杉下右京（水谷豊さん）がその天才的頭脳で推理し、相棒とともに難事件を解決するドラマ。相棒役は00年のスタートから「シーズン7」までは寺脇さん演じる巡査部長・亀山薫が務め、亀山と交代する形で警察庁上層部の密命を受けて特命係に配属された及川さん演じる警部補・神戸尊が右京の新たな“相棒”として活躍してきた。

　及川さんは09年3月放送の「シーズン7」の最終話で特命係に配属されて以来、約3年にわたって相棒役を務めてきたが、今月7日にシリーズからの卒業が発表され、大きな話題となった。「相棒シーズン10」は、毎週水曜午後9時～同54分に放送中。最終話は3月中旬に放送予定。（毎日新聞デジタル）