フォーリング スカイズ:スピルバーグ制作総指揮のSFドラマ スター・チャンネルで4月にスタート

米ドラマ「フォーリング スカイズ」のプレス発表会に登場したスター・チャンネルの木田由紀夫社長(右から2人目)と三上義之マーケティング本部長(右端)、BS普及促進キャラクター「BSマン」(左端)
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米ドラマ「フォーリング スカイズ」のプレス発表会に登場したスター・チャンネルの木田由紀夫社長(右から2人目)と三上義之マーケティング本部長(右端)、BS普及促進キャラクター「BSマン」(左端)

 スター・チャンネルは21日、4月から日本で初放送するスティーブン・スピルバーグ監督が制作総指揮を務める米ドラマ「フォーリング スカイズ」の発表会を東京都内で開催した。同局は米ハリウッド映画を中心に編成を組んでいるが、BS多チャンネル化による競合局の増加などを踏まえ、海外ドラマの本格展開を強化しており、木田由紀夫社長は「BSの新時代が到来している。スター・チャンネルでは、昨年からクオリティーの高い海外ドラマを放送してきた。今後は固定枠を設けて、みなさんに楽しんでいただきたい」と狙いを明らかにした。

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 「フォーリング スカイズ」は、スピルバーグ監督が制作総指揮を務めたSFアクション大作で、エイリアンに侵略された後の地球を舞台に、エイリアンと人間の攻防や迫力あるアクションシーンを描いている。ドラマ「HEROES/ヒーローズ」のグレッグ・ビーマンさん、ドラマ「フリンジ」「LOST」のフレッド・トーイさんらが監督を務め、脚本には映画「プライベート・ライアン」(98年)のロバート・ロダットさんが参加するなどスタッフには実力派が集結。「ER 緊急救命室」のノア・ワイリーさんが主演を務めている。

 VFX(視覚効果)を駆使した迫力の映像や、謎に満ち、スピード感あふれるストーリー展開から、米ターナー・ネットワーク・テレビジョン(TNT)では、初回放送(11年6月)で591万世帯(録画視聴なども含めると800万人)が視聴するなど全米で話題を呼んだ。米国では現在、シーズン2も制作中で12年夏に放送されるという。

 日本初放送となるスター・チャンネルでは、「スター・チャンネル3」で2カ国語版を、4月14日から毎週土曜午後8時(再放送は毎週水曜午後2時)に、「スター・チャンネル1」では字幕版を、同16日から毎週月曜午後9時(再放送は毎週金曜深夜)に放送する。いずれも初回は無料放送となる予定。

 21日の発表会終了後、プレミア試写会が開かれ、「市民軍の作戦会議」という設定で第1話の試写や作品説明が行われた。試写終了後には会場がエイリアンに囲まれたという設定で、制限時間内に謎を解き会場から脱出する「謎解きゲーム」を実施。「フォーリング スカイズ」特製ドリンクもふるまわれ、今作の世界観を体験できる仕掛けが随所に施されていた。

 なお、3月3日の無料放送を皮切りに本放送開始まで6週間連続で、オフィシャルサイトにおいてドラマの世界観をテーマにした「謎解きゲーム」が出題される。ゲームはドラマ内で主人公が活躍するボストンの街を舞台に、毎週出題される「謎」を解くことにより、参加者は「フォーリング スカイズ」に実際に出てくる第2連隊入隊希望者となり、ドラマの世界を疑似体験できる。

 同局では今後、“海外ドラマもスター・チャンネル”をスローガンに掲げ、「フォーリング スカイズ」を皮切りに、10~11年に放送した海外ドラマ「スパルタカス」のシーズン2などの人気海外ドラマを年に数作品ずつラインアップする予定だという。(毎日新聞デジタル) 

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