橙乃ままれさんの人気小説「まおゆう魔王勇者」（エンターブレイン）の朗読劇「エピソード0（ゼロ）はじまりに至る物語」が2月19日、東京・渋谷の渋谷公会堂で開催され、人気声優の小清水亜美さん、福山潤さんら同小説の付録ドラマCDの人気声優陣が総出演して、勇者編「出立」（昼の部）と魔王編「恋慕」（夜の部）の2部構成で上演された。

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　この日の朗読劇は、魔王と勇者が出会う半年前の物語で「エピソード0（ゼロ）はじまりに至る物語」と題された橙乃さんの新作で、魔王役の小清水さん、勇者役の福山さんのほか、女騎士役で沢城みゆきさん、先代冬寂王役で森川智之さん、メイド姉役で戸松遥さんらが出演。各編の途中には“休憩”を設け、観客が参加してドラマCDの公開収録も行われた。

　「まおゆう魔王勇者」は、ネット掲示板から生まれたファンタジー小説で、累計45万部を発行している人気シリーズ。敵対するはずの魔王と勇者がともに手を携えて暗黒の世界に希望の灯をともすストーリー。1月に発売された最新5巻「まおゆう魔王勇者　あの丘の向こうに」でシリーズが完結しており、今回の朗読劇は、その前日譚にあたる物語。

　人気声優たちの熱演に、カーテンコールでは盛大な拍手がわき起こり、終演後の会場では、女性客らから「今日来て良かった！」「生演技マジやばい！」といった興奮の声も聞かれた。（毎日新聞デジタル）