鈴木福:1人2役に初挑戦「“こわしんで”見て」 「世にも奇妙な物語」で主演

「世にも奇妙な物語 2012年春の特別編」の1編「7歳になったら」の1シーン。1人2役に初挑戦する鈴木福君
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「世にも奇妙な物語 2012年春の特別編」の1編「7歳になったら」の1シーン。1人2役に初挑戦する鈴木福君

 人気子役の鈴木福君(7)が4月に放送されるオムニバスドラマ「世にも奇妙な物語 2012年春の特別編」(共同テレビ、フジテレビ系)の1編「7歳になったら」で主演し、初の1人2役に挑戦していることが21日、明らかになった。福君はそれぞれの役で声色を変えたり、話すスピードを変えたりしたといい、「2役ってなかなかないから、(撮影は)楽しかった。夢に出るくらい怖いお話だけど、たくさんの人に見てほしい。怖いけれど、楽しいところもあるから、“こわしんで”見てほしいです」と話している。

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 「世にも奇妙な物語」はタレントのタモリさんがストーリーテーラーを務め、今年で22年目を迎える長寿番組。「2012年春の特別編」では全5本の短編を放送する。

 「7歳になったら」は、あと4日で7歳の誕生日を迎える小学1年生の下平一海(福君)が、誕生日は家族3人で遊園地へ行こうと両親と約束し、喜んで登校する。学校では、この間まで跳び箱が跳べなかった同級生が急にうまくなっており、一海が「別人になったみたい」と驚くと、同級生の翔太が「もう7歳だから。君もすぐに跳べるようになるって……」と意味深な言葉を残す。そして学校帰り、塾に向かうバスで寝過ごしてしまった一海は見知らぬ町で自分そっくりの同姓同名の少年と出会う……というストーリー。ともさかりえさんが一海の母・桂子を、川岡大次郎さんが父・靖之を演じる。

 福君は1人2役の難しさを「2人のシーンは、片方がいるつもりで演技しなくちゃいけなくて、透明人間と一緒に演技しなくちゃいけなかったところ」といい、役作りについて「声を『かっこいい方』と『かっこわるい方』で変えてみて、表情はまあまあ同じ、声はまあまあちょっと違う感じ。しゃべりの早さがもう1人のほうがちょっと早かった」と語った。「世にも奇妙な物語」への出演が決まったときの心境を「主演で出られることにびっくりしたけど、不安とかはなかった」と話し、「僕が2役やってるところを見てほしい。でも子供は怖いって思うと思うから、家族と一緒に見てほしい。だってこわいもんね」と見どころを語っている。放送は4月21日午後9時~同11時10分。(毎日新聞デジタル)

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