注目ドラマ紹介:「開拓者たち」 満島ひかり主演ドキュメンタリードラマ 再編集版を放送

NHK提供
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 女優の満島ひかりさんが主演し、満州事変以降に旧満州(現中国東北部)に移民した開拓団のひとつ「千振開拓団」の実話をベースにしたドキュメンタリードラマ「開拓者たち」(NHK)の再編集版が3日、放送を開始する。1月にBSプレミアムで放送したシリーズ全4回に新しい映像を加えて再編集し、全6回を総合テレビで放送する。

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 ドラマは、日中国交正常化40年と同局のBSプレミアムの放送スタートを記念して制作された。旧満州に渡った4人のきょうだいが、敗戦とソ連侵攻によって、過酷な逃避行と避難生活を余儀なくされた後、日本に帰国し、栃木県の那須で新たな開拓に挑んだ姿を描く。満島さんは口減らしのために開拓団員に“大陸の花嫁”として嫁ぐ主人公・ハツを演じ、ハツを支える弟・史郎を石田卓也さん、開拓民を守るために軍への入隊を志願するもう1人の弟・金次を綾野剛さん、ハツの妹で看護師になる夢を持つ富枝を山下リオさん、ハツの夫・速男を新井浩文さんが演じている。主題歌はシンガー・ソングライターの竹内まりやさんがセルフカバーした「いのちの歌」が起用されている。

 第1回「幸せはいつまでも続くはずだった」は、宮城県の貧しい農家に育ったハツ(満島さん)は昭和11(1936)年、旧満州の開拓地・千振に渡り、速男(新井さん)と結婚する。2人の心は次第に通い合うようになり、ハツは郷里から史郎(石田さん)、金次(綾野さん)、富枝(山下さん)らきょうだいも呼び寄せ、幸せな日々を送っていた。しかし戦況の悪化で昭和20年、速男は突然召集される……という物語。放送は毎週火曜午後10時~同48分。(毎日新聞デジタル)

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