黒い報告書:週刊新潮の名物連載がBSジャパンでドラマ化

石黒賢さん主演で「週刊新潮」の名物連載をドラマ化する「黒い報告書」シリーズ=BSジャパン提供
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石黒賢さん主演で「週刊新潮」の名物連載をドラマ化する「黒い報告書」シリーズ=BSジャパン提供

 週刊誌「週刊新潮」(新潮社)で40年以上続く名物企画「黒い報告書」が石黒賢さんの主演でドラマ化され、BSジャパンで6月に放送されることが決定した。同企画の担当編集者を主人公に、同局初のオリジナルドラマシリーズとして6月に第1弾を放送し、今年12月ごろにはシリーズ第2弾も放送される予定だ。

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 「黒い報告書」は、実在の事件をヒントに、人気作家たちがつづった“欲望と殺意の物語”で、40年以上にわたって同誌に連載されてきた人気企画。最近では、重松清さん、岩井志麻子さん、志水辰夫さんらが執筆している。ドラマシリーズは、「週刊新潮」編集部を舞台に編集者と作家が事件を取材して小説を作り上げていく“社会派エロチックサスペンスドラマ”になるといい、毎回50分×2本立て。原作を基にした1本と、実際の事件を基にしたオリジナルストーリー1本で構成する。

 石黒さんが演じるのは、妻と娘に愛想を尽かされ別居中の「黒い報告書」の担当編集者・真田淳一。喜怒哀楽の激しい中年男というコミカルな役どころに挑戦する石黒さんは、「基本的にはダメな男にしたい。崩れてダメな感じの中に、事件に対してきちんとした作品を作り上げるというクリエイティブについては『誰にも譲れない』という思いがある。そのバランスをうまく演じられれば」などと意気込みを語っている。

 初回の「黒い報告書 女と男の事件ファイル1 『孤独』」は、6月9日午後9時~10時55分に放送予定。監督は深作健太さん(テレビドラマ初挑戦)、吉田浩太さんという新進気鋭の2人が担当し、新潮社と 「週刊新潮」編集部の全面協力により、編集部でのロケも実施し、“リアル感”も追求されている。第2弾は9月ごろに撮影、 12月ごろに放送予定。(毎日新聞デジタル)

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