俳優の上川隆也さん主演で11年4月クールに放送された連続ドラマ「遺留捜査」（テレビ朝日系）の続編が7月からスタートすることが21日、明らかになった。上川さんにとって、民放の主演連続ドラマのシリーズ化は初めてで「『とにかく全力で臨む』、この一言に尽きます。出し惜しみはしたくありません。今の自分にできること、思いつくこと、全てをつぎ込んで演じたいと思います」と決意を語っている。

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　「遺留捜査」は、警視庁刑事部の捜査1課に科学捜査係として参加している風変わりな刑事・糸村（上川さん）が、独自の視点と執着心で現場に残された遺留品から事件の真相と、被害者の思いを明らかにしていく1話完結の連続ドラマ。昨年4月クールに水曜午後9時枠で放送され、初回（4月13日放送）視聴率は17．0％、全11話の平均視聴率も14．3％を記録している。

　今作では、糸村刑事が捜査1課から所轄の月島中央署に左遷され、新たな活躍の場で“さらなる活躍”を見せることに。上川さん以外のレギュラーキャストは一新され、女性刑事課長役で斉藤由貴さん、出世欲の強い刑事課記録係の係長役で八嶋智人、“平和ボケ”の署長役で三宅裕司さんも出演する。

　上川さんは、「糸村という人物に出会えたことは、本当に幸せだったと思います。演じても演じても、まだまだ演じ足りない、もっと演じたいと思える男でした。愛着のある『糸村』にもう一度出会える、演じることができる。こんなに貴重な経験はなかなか味わえない」としみじみ。番組の三輪祐見子プロデューサーは、「昨年ご好評をいただいた『遺留捜査』が木曜の夜に帰ってきます。パワーアップした『遺留捜査』は、今作も遺留品から被害者の思いをくみとり、残された人々に伝えます。木曜の夜、感動の涙をお約束するドラマ『遺留捜査』をどうぞご期待ください」とコメントしている。

　「遺留捜査」は7月から毎週木曜午後9時の「木曜ドラマ」枠で放送予定。初回は2時間スペシャルでスタートする。（毎日新聞デジタル）