尾野真千子:朝ドラ後、民放地上波初出演 向井理主演ドラマでヒロイン役

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 俳優の向井理さんが主演を務める7月期のTBS系「日曜劇場」(日曜午後9時)の連続ドラマ「サマーレスキュー~天空の診療所~」に、ヒロインの小山遥役で女優の尾野真千子さんが出演することが24日、明らかになった。NHK連続テレビ小説「カーネーション」出演以後、民放地上波初出演になる尾野さんは「今までと違った尾野真千子をお見せできるように頑張ります」と意気込み、初共演となる向井さんについては「いろんな向井さんを知って芝居につなげていけたら」と話している。

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 ドラマは、標高2000メートルを超えるという厳しい環境に実在する小さな山岳診療所をモデルに、診療所とそれに隣接する山荘で繰り広げられるひと夏の群像劇。向井さん演じる主人公の速水圭吾は、大学病院で将来を期待されているクールな若き心臓外科医だったが、上司からの命令で、夏の間、とある山の診療所で患者を診ることになる。尾野さん演じる遥は、山小屋を経営する両親に育てられるが、5歳の時に山の事故で母親を亡くした経験から、東京で看護師になるが、ある事件をきっかけに、速水が診療所に来るのと同時期に逃げるように山小屋に帰ってくる……という設定。

 尾野さんは遥について「無愛想な人から始まりますが、山のすてきさや命の大切さを伝えられたらいいな」と話し、山にまつわるドラマに「山育ちなので、山の気持ちは分かっているつもりです。山のすてきさを伝え、けがのないように頑張りたい」と意気込みを語っている。一方、相手役となる向井さんは尾野さんの印象を「骨太な女優さん」といい、「速水がなにか行動する前に、遥に言われてしまうという関係が最初のころは続くので、引っ張っていってもらおうと思っています(笑い)」とコメントしている。

 また、向井さん演じる速水が出向く「山の診療所」の責任者・倉木泰典役で、俳優の時任三郎さんが出演。97年4月期に放送された「ふぞろいの林檎たち4」以来の同局連続ドラマ出演となる時任さんは「過去にたくさんの素晴らしい作品に参加させていただきました。今回もそんな作品になるように自分なりに全力を尽くしたい」と語り、「もともとアウトドアが好きで、過酷なロケになればなるほど燃える性格。“僻地(へきち)俳優”として、いい作品になるように頑張ります(笑い)」と意気込んでいる。

 同局の志村彰チーフプロデューサーは、遥役について「悩みを抱えながら、周りのキャストの方をお姉さんのように大きく包み込むという二つの役を演じなきゃいけない。尾野さんの演技力が必要だなと思った」と、尾野さんの起用理由を語った。時任さんに関しては「倉木が画面に出てきただけで、この人は山を愛しているんだなというのが伝わってほしいので、自然を大切にしている時任さんしかいない」とコメントしている。そのほか、10年前から山の診療所で働くベテラン看護師・平原あかり役に小池栄子さん、あかりの娘。桃花役に人気子役の本田望結ちゃんなどが決定し、笹野高史さん、佐藤二朗さん、松重豊さんらも出演する。(毎日新聞デジタル)

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