豊原功補:NBAプレーオフで初解説に挑戦 注目選手は「ありえないヒゲのハーデン」

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 俳優の豊原功補さんが5月29日にWOWOWで生中継された米プロバスケットボール「NBA」のイースタン・カンファレンス「マイアミ・ヒート対ボストン・セルティックス」でスポーツ中継の解説に初挑戦した。高校生のころから「NBA」を見ていたという豊原さんは初解説の感想を「面白かったです。ただ、ずっと集中していたので、くたびれましたね」と話しながら、「NBA」の魅力や注目の選手について語った。(毎日新聞デジタル)

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 豊原さんは「NBA」を見始めたころを「高校生のころバスケ部で、OBが持ってくるビデオで見ていたんですよ。(カリーム・アブドゥル=)ジャバーのスカイフック(トレードマークのシュート)やマジック・ジョンソンとかね」と振り返る。その後は「仕事を始めて、一時、離れた」というが、3年ほど前に友人とバスケットボールチームを結成したことをきっかけに“NBA熱”が再燃。現在は「次の日の仕事が遅く始まるときや長い休みがあると録画しておいた試合を見ています」と話すように、頻繁に試合を見るようになったという。

 豊原さんは、好きなチームに「(ロサンゼルス・)レイカーズ」を挙げ、レイカーズについて「バランスがいいし、コービー(・ブライアン選手)が素晴らしい。それと、客席によく(俳優の)ジャック・ニコルソンがいるんだけど、それを見るのも面白くてね。プレーオフでは、あんなこと(敗退)になってしまったけど……」と話す。さらに「ヒートもいい。(豊原さんが所属する)バスケチームのチームカラーが赤でね。同じカラーのヒートに肩入れしてしまう。あと(オクラホマシティー・)サンダーもいいね……」と話が止まらない。

 プレーオフで注目している選手については「(ジェームス・)ハーデン。プレーもいいけど、キャラクターがいいよ」と即答。ハーデン選手は09年にNBA入りした後、サンダーの攻守の要として活躍しており、トレードマークは“濃いヒゲ”。豊原さんは、その魅力を「あのヒゲ、ありえないよ。最近は品行方正な選手が多いんだけどね。若いから威圧感を持たせるためにやっているのかな? ボールを追っている姿がいい。一緒にビールを飲んだり、パーティーをやったら楽しいだろうなあ」と笑顔で語る。

 さらに、豊原さんは「(サンアントニオ・)スパーズの(ティム・)ダンカンや(セルティックスのレイジョン・)ロンドとか顔つきやプレースタイルがふてぶてしい選手もいい。昔からアンチ巨人で阪神や南海を応援していたり、強いチームに挑むのが好きなんですよ」と話す。“ふてぶてしい選手”にひかれる理由は「(映画やドラマで演じている)役が僕の性格に影響を与えているのは否めない。もう少しフレンドリーな役をいただければ、僕もフレンドリーになれるかもしれませんね」と冗談めかして話した。

 NBAプレーオフは、レギュラーシーズンの上位16チームが、6月のファイナルに向けてトーナメント方式で戦う。WOWOWでは注目の試合のほか、カンファレンス・ファイナルとファイナルを放送。毎週月曜午後11時半からは「週刊NBAアクション」も放送中。また、6月29日午後10時にはニューヨーク・ニックスのジェレミー・リン選手の活躍を追うドキュメント「ノンフィクションW 大都市NY 奇蹟の50日間 ~NBA選手ジェレミー・リン~」を放送し、豊原さんがナレーションを担当する。

 <プロフィル>

 俳優。65年生まれ。映画「WILD LIFE」「受験のシンデレラ」「南極料理人」やドラマ「鉄の骨」「のだめカンタービレ」などに出演。現在、NHK大河ドラマ「平清盛」に主人公・清盛のおじ・忠正役で出演中。

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