モデルで女優の水原希子さんが、綾瀬はるかさん主演の13年のNHK大河ドラマ「八重の桜」で日本初の女子留学生として米国にわたる大山捨松を演じる。水原さんがテレビドラマに出演するのは初めて。水原さんは、歴史ある大河ドラマに出演することについて「共演者の皆さんたちも大先輩たちばかりなので、自分の存在が足を引っ張らないようにしたいと思っています。プレッシャーではありますけど、その中で自分に声をかけてもらえたことに誇りを持って、自分ができることをやりつくしたいと思っています」と意気込みを語っている。
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ドラマは、福島県出身で戊辰(ぼしん)戦争の終わりごろ、会津の鶴ケ城に500人の女たちと立てこもり、銃を持って戦ったことから“幕末のジャンヌ・ダルク”と呼ばれ、新島襄の妻となる新島八重(1845~1932年)の一生を描く。水原さんが演じる大山捨松は、会津藩の家老・山川尚江重固の娘で、11歳のときに岩倉使節団に加わり、日本初の女子留学生として米国に渡る。帰国後、薩摩の陸軍軍人・大山巌(反町隆史さん)と結婚。社交界の中心的存在となり“鹿鳴館の華”と呼ばれた。
水原さんは、初の大河出演について「NHKの大河ドラマに出演させていただくのは女優業として大きなチャンスだと思いましたが、最大の決め手はやはり捨松の役柄ですね」と話し、捨松を演じることを「彼女のことを知れば知るほど、彼女を演じたいという気持ちがかきたてられたんです。なぜ自分にオファーをいただけたか、英語ができるということを含めて理解ができましたし、光栄だと思いました。努力家で、カッコよくて、前向きな彼女の人生を演じることで私自身もプラスになると思っています」と喜んでいる。
また、今後の女優としての活動について「将来は明確に何か考えているわけではないですけど、いろんな国の人に撮ってもらいたいですね。チャンスがあるなら世界で活躍して、日本にプラスになることをできればいいと思っています。ただ、あまり視野をせばめすぎずに、背伸びせずに今できることをして、自分に合った人生を歩みたいです」と意欲を燃やしている。
ドラマは13年1月6日からNHK総合などで放送。全50回を予定している。(毎日新聞デジタル)
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