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山田孝之:上地雄輔は「石田三成と重なる」 「のぼうの城」撮影秘話明かす

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 狂言師の野村萬斎さんの主演映画「のぼうの城」(犬童一心・樋口真嗣監督)が2日、公開した。映画化実現まで8年の歳月をかけたスケールの大きさは、戦国エンタテインメント超大作として話題を集めている。冷静沈着で、石田三成と厚い友情で結ばれた大谷吉継役を演じた山田孝之さんは、2万の軍勢を率いる理知に富んだ武将・石田三成役の上地雄輔さんについて、「三成の無鉄砲さや、なぜ(そういうことをする)?っていう部分が上地君もあったりするので、三成と重なる」と評する。共演した経験があり、お互いをよく知っているという2人に、撮影のエピソードなどを聞いた。(毎日新聞デジタル)

 「のぼうの城」は、和田竜さんのベストセラー小説が原作。豊臣秀吉が唯一落とせなかった武州の忍城(おしじょう)にまつわる実話が基になっている。戦国時代末期、民衆から“でくのぼう”を揶揄(やゆ)した「のぼう様」と呼ばれながらも親しまれた忍城の城代・長親(野村さん)が、秀吉(市村正親さん)の命を受けて攻めてきた三成(上地さん)率いる2万の大軍に、わずか500騎の軍勢で挑む……というストーリーが展開する。

 大谷吉継を演じるにあたって、演じる前にいろいろと調べたという山田さんは、「歴史を知って、すげえカッコいい男だなと思った。ぶれないところがカッコいい」と力を込める。一方で、石田三成を演じた上地さんは「作品の中で、三成自身も成長しなきゃいけないなと思っていた。見ている人が応援したくなる三成になっていたらいいな」と期待を込める。

 これまでに映画「クローズZERO」などで共演経験がある2人は、お互いの印象について、「やりやすかった」と口をそろえた。上地さんは「大谷(役)が孝之って聞いてすごくよかったと思うし、やってて楽しかった!」と笑顔を見せ、山田さんも「みんなで飲みに行ったのが楽しかった」と撮影の思い出を明かした。

 また、山田さんは、上地さんとのエピソードについて、「次の日が休みとかで、朝方まで飲んでいて。朝だから人も行き来し出すじゃないですか。でも(上地さんは)、『俺、散歩して帰る』っていい始めて……タクシーに乗って帰ろうっていっても、『いや、行く』って。なんなんだよ、この人!?って。そういうところが三成と重なると思いました」と笑いながら告白する。

 同作は犬童監督と樋口監督のダブル監督ということでも話題を呼んでいるが、上地さんは「正直、すごくやりやすかったというわけではないです」と本音を漏らしつつ、「画に対するこだわりはすごかった」と力を込める。上地さんいわく、「映画好きな子供がそのまま大きくなったおじちゃん」という監督が2人もいたことから、「旗の揺れ方やエキストラさんのはけ方一つだけでも撮り直ししたり、細かい部分によく気づく。画に隙がない」と舌を巻いていた。ただ、ダブル監督ということから、「『カット』って声がかかったら、OKかどうかを確認し合う監督(2人の様子)が面白かった。(確認時間が)長いときはホントに長かったから、ドキドキした~」と楽しそうに振り返っていた。映画「のぼうの城」は2日からTOHOシネマズスカラ座(東京都千代田区)ほか全国で公開。

 <上地雄輔さんのプロフィル>

 かみじ・ゆうすけ 1979年4月18日生まれ、神奈川県出身。O型。99年、俳優デビュー。その後、多くのドラマや映画、バラエティー番組などに出演。映画は「クローズZERO 2」(09年)、「ドロップ」(09年)、「漫才ギャング」(11年)、「ガール」(12年)、「ホタルノヒカリ」(12年)などがある。また、アーティスト名「遊助」で歌手としても精力的に活動している。

 <山田孝之さんのプロフィル>

 やまだ・たかゆき 1983年10月20日生まれ、鹿児島県出身。A型。99年、俳優デビュー。テレビドラマ「WATER BOYS」(03年、フジテレビ系)で注目を集め、「白夜行」(06年、TBS系)など数々のテレビドラマに出演。映画では「電車男」(05年)、「手紙」(06年)、「十三人の刺客」(10年)、「指輪をはめたい」(11年)、「闇金ウシジマくん」(12年)などに出演。17日から「その夜の侍」(12年)が公開予定。

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