テレビ質問状:大人番組リーグ「TV Bros.TV」中面は白黒の雑誌が…カラーでHDで動く!

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 WOWOWは毎週日曜午後11時に既存のジャンル以外のエンターテインメントを模索する実験枠「大人番組リーグ」を開設した。それぞれ異なるタイプの番組全12本が、将来のレギュラー番組化を懸けてしのぎを削る。各番組は放送後にウェブ上で集計される視聴者からの投票結果によって4番組がレギュラー化の権利を獲得できる。リーグのチェアマンは俳優の八嶋智人さん。そして美脚の8人組「モデルガールズ」がアシスタントを務め、毎回豪華ゲストも出演する。18日に放送される第3弾「TV Bros.TV~異色テレビ誌・テレビブロスがテレビになったよ。~」を担当したWOWOW編成部の石川彰子プロデューサーにその魅力を聞いた。

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 −−番組「TV Bros.TV」の概要と魅力とは?

 今年創刊25周年のテレビ雑誌「TV Bros.」をテレビ化。豪華連載陣と編集者とともに企画を考え、番組にしました。松尾スズキさんのママさんコーラスや連載紙面の映像化(!)などミニコーナーが盛りだくさんです。なぜかサンバイザーをしている人数が今季一番多い番組かもしれません(答えは3人)。勝手にテレビのチャンネルを替えられているかのような、ラジオのような、“いやげもの”の詰め合わせのような魅力があるかもしれないです。

 −−番組にするときに一番に心がけたことは?

 少なくとも「誰か」が本当にやりたいことであるか? 毎号購入しているファンの皆さんがちょっとでも楽しめるようになっているか?などの「トキメキ」を意識しました。

 −−番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?

 個人的に「TV Bros.」の熱心な読者だったので、「どういう会議したらあんな企画が通るんだろう?」という疑問が、自由な編集会議におじゃまして、合点がいきました。面白かったです。ちょっとだけ番組にも出てきます。オープニングでは創刊号から全部をスタジオに並べて定点カメラで撮影。並べる役のエキストラの人がまさかそんな仕事だと思っていなくて衝撃を受けていました。体操着&紅白帽を着用、執拗(しつよう)に激しい屈伸運動で足がパンパンに!

 細川徹さんの「子供の時間ですよ」では、スタッフ一同が知り合いの子供をかき集めてインタビュー。同僚(となりの席)の子供の家で収録!など総力戦でした。5歳が魔の年齢だという発見がありました。5歳最強!

 −−番組の見どころを教えてください。

 表紙以外は全部白黒の雑誌が……カラーでハイビジョン、動きます。編成担当としては、番組が終わった直後に、同誌の最長連載の故・川勝正幸さんが連載で熱く紹介した映画「監督失格」を編成しました。こちらも併せてご覧いただきたいです。

 −−視聴者へ向けてひと言お願いします。

 もしよろしければ見ていただきたいです。投票も。ちょうど発売中の「TV Bros.」でも大特集してもらっています。最後の方は、お互い取材し合って何をしているんだかよく分からないマッチポンプ感もあり、両方比べると雑誌とテレビの違いも何となく分かるかなあと思います。

 WOWOW 編成部 プロデューサー 石川彰子

 *……「大人番組リーグ」で放送された番組は、放送後、公式サイトに公開され、投票も同時に可能となる。

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