俳優の大泉洋さんと松田龍平さんが探偵コンビに扮(ふん)して人気を集めた11年9月公開の映画「探偵はBARにいる」(橋本一監督)の続編(13年5月11日公開予定)で、女優の尾野真千子さんがヒロインとして出演することが21日、明らかになった。前作のファンでもあるという尾野さんは「感無量です。この物語の独特の感じに私がスッポリ入っていけてたらうれしいな~と思います」とコメントしている。
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「探偵はBARにいる」は、札幌出身の作家・東直己さんの「ススキノ探偵シリーズ」の2作目にあたる「バーにかかってきた電話」(ハヤカワ文庫)を、ドラマ「相棒」などで演出を手がけた橋本監督が映画化して人気を集めた。尾野さんが出演する続編では、大泉さん演じる探偵の友人で手品が得意な“マサコちゃん”が殺害されたことをきっかけに、探偵と高田(松田さん)が大事件に巻き込まれる。
尾野さんは、マサコちゃんが熱狂的なファンだったという美人バイオリニスト・弓子を演じ、探偵に事件の真相を究明するよう依頼する。一見、華やかな世界で活躍する弓子は、実はざっくばらんな性格で、常識はずれの言動をしては探偵と高田を振り回すという、破天荒でパワフルなヒロイン。奈良県出身の尾野さんは劇中で生粋の関西弁も披露しているほか、カーチェイスにも挑戦しており、「初めての経験だったので楽しかったですね。まさか車が1回転するとは思いませんでしたけど」とスリリングなアクションシーンを楽しんでいるようだ。
尾野さんは共演の大泉さんと松田さんについて、「大泉さんも久しぶり(00年製作の映画「man−hole マンホール」以来)の共演ですし、成長した私を見てくれているようで、お兄さん的な存在ですかね。松田さんは“期待をしてしまう俳優さん”っていう印象です。お芝居を見ていてすてきな人だとは分かっていたので、お会いできたことがうれしかったですね」と話している。映画は13年5月11日公開予定。(毎日新聞デジタル)
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