藤原紀香:スクープ狙う記者役 渡部篤郎とW主演で大人のラブサスペンスドラマ

「女と男の熱帯」に出演する(左から)渡部篤郎さんと藤原紀香さん
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「女と男の熱帯」に出演する(左から)渡部篤郎さんと藤原紀香さん

 女優の藤原紀香さんが、13年1月20日にスタートするWOWOWの連続ドラマW「女と男の熱帯」に渡部篤郎さんとダブル主演することが5日、明らかになった。藤原さんはスクープを狙うテレビ局の記者・苑子を演じ、その取材対象者で家族のために復讐を誓った男・進藤役の渡部さんとは初共演。藤原さんはWOWOWの「ドラマW」に初出演で、40代になってから初めてのドラマ出演となり、「渡部さんとともに大人のラブストーリーをおみせできればと思います」と意気込んでいる。

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 「女と男の熱帯」は、「眠れる森」などで知られ、04年に亡くなった脚本家の野沢尚さんが生前に温めていた企画を映像化したラブサスペンス。「恋ノチカラ」の相沢友子さんが脚本を担当し、「愛していると言ってくれ」の生野慈朗さんが演出を手掛ける。キャストは藤原さん、渡部さんのほか、永山絢斗さん、YOUさん、安田顕さん、刈谷友衣子さん、二階堂智さん、阿部進之介さん、市毛良枝さん、山本圭さん、吉田栄作さんらが出演する。

 あることが原因でジャーナリズムへの熱意を失っていた記者の苑子(藤原さん)の元に、かつての情報屋から「米国で妻子を殺されたシンドウという日本人が帰国し、復讐殺人を計画している」という密告が入る。胸騒ぎを覚えた苑子は情報をもとに進藤(渡部さん)の家を突き止め、部下の野村(永山さん)とともに張り込みを開始する……という展開。

 藤原さんは苑子を演じるにあたり、「人間誰もが完璧ではないし、必ず人は心の中にあやうさや葛藤を持って生きている。それが人間らしさだと思うんです」と話し、「私自身、苑子の内面と向かい合い、強さの中に時折見せる彼女のあやうさや葛藤、つまり、人間らしさというものを大切に表現できればと思います」とコメントしている。

 一方、渡部さんは「進藤は復讐をすることで、おそらく死に向かって生きているが、それも人間らしいといえば人間らしいことだと思う」といい、「私はそのような境地になったことがありませんから分からないですよ。ただ、人には分からないことがある、それを演じることが人間らしさにつながると思うんです」と語った。

 また、生野さんは「苑子という役は、活発で元気な報道ウーマンに見えるけれども、実は元気の裏に孤独を抱えている女性だと思います」と評し、「藤原さんは、いつも拝見していると、元気でポジティブで、とてもすてきな女性というイメージですが、その藤原さんというフィルターを通して、苑子という像がどのようににじみ出てくるのか、苑子の孤独をどう演じてくださるのか、楽しみで仕方ありません」と期待を寄せている。

 「女と男の熱帯」はWOWOWプライムで13年1月20日から毎週日曜午後10時に放送。全6話。第1話は無料放送される。(毎日新聞デジタル)

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