杏:ベラになりきり母校で課外授業「あたしのこと知ってるかい?」

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 劇場版「妖怪人間べム」(狩山俊輔監督)で、妖怪人間のベラを演じる女優の杏さんが8日、母校・青山学院初等部(東京都渋谷区)で、課外授業の一環として、トークイベントを行った。劇中のベラの姿で登場した杏さんは、キャラクターになりきって「みんなあたしのこと知ってるかい?……」と授業を開始し、小学校5、6年生250人を熱狂させた。

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 イベントでは「ベラ」が、将来何になりたいか迷う子どもたちに必要なことや、昔、人間の「杏」として同学校に在学していた頃の思い出などを語り、映画についてもPRした。杏さんはベラとして、「人間はあっという間に年を取る。今日一日一日を重ねていけば、それなりに楽しい未来が待っている。大切なのはその時々に『これがいい!』って選ぶこと」と熱弁し、「あんたら日記ってものを書いてんだろ? きっと大人になってから宝物になると思うよ。今日ベラに会ったってこと、気が向いたら日記に書いといてくれないかい?」 と呼びかけた。一方、恩師から「遠足でレジャーシートをマントのようにかぶって、広い芝生を走り回っていた」という思い出話を披露されると「妖怪になる原因はそこにあったんですね……」と返し、会場の笑いを誘っていた。

 「妖怪人間べム」は、みにくい体ながら正義の心を持った妖怪人間のベム、ベラ、ベロが、人間から迫害されながらも、人間になることを夢見て悪の妖怪と戦い、人々を救っていく物語。映画版では、ドラマ版と同様に杏さんと人気グループ「KAT-TUN」の亀梨和也さん、子役の鈴木福君が妖怪人間に扮(ふん)し、新たにたどりついた街で、不可解な怪事件に遭遇。事件の謎を追うベムたちの前に新たな強敵が現れるというオリジナルストーリーが展開する。観月ありささん、中村橋之助さん、筒井道隆さんがゲスト出演する。映画は15日公開。(毎日新聞デジタル)

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