平清盛:最終回視聴率9.5% 期間平均は史上最低12.0%

 俳優の松山ケンイチさんが主演した12年のNHK大河ドラマ「平清盛」の最終回が23日、放送され、平均視聴率は9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。関西地区は8.5%だった。また、初回から最終回までの期間平均視聴率は関東地区が12.0%、関西地区が11.6%だった。63年の大河ドラマ「花の生涯」以降、94年4~12月に放送された「花の乱」の期間平均視聴率14.1%を下まわり、史上最低となった。

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 同番組は、初回の放送直後に、兵庫県の井戸敏三知事が「画面が汚い。(視聴者が)チャンネルを回す気にならないのでは」などと批判したことでも話題になった。また低迷する視聴率を受けて、6月下旬以降、同番組のプロデューサーや出演者が、各シーンの背景解説や見どころ、制作裏話などをツイッターでツイートする企画が不定期で行われた。

 ドラマは、武士が貴族たちから差別されていた時代、武士の新興勢力・平氏の元で育てられた少年が、瀬戸内海の海賊を束ねて“武士の王”となり、日本の覇者を目指す姿を描いた。23日に放送された最終回「遊びをせんとや生まれけむ」は、突然の熱病で倒れた清盛(松山ケンイチ)が、1181年の春、64年の生涯を閉じる。その後も平家は一連托生(いちれんたくしょう)の強い絆のもとに戦うが1183年に都落ちし、壇ノ浦の戦いで多くの者が散る……という内容だった。(毎日新聞デジタル)

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