東京家族:ベルリン国際映画祭で上映決定 小津安二郎「東京物語」も海外初上映

映画「東京家族」のイベントに登場した(左から)山田洋次監督、夏川結衣さん、橋爪功さん、吉行和子さん、妻夫木聡さん(C)2013「東京家族」製作委員会
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映画「東京家族」のイベントに登場した(左から)山田洋次監督、夏川結衣さん、橋爪功さん、吉行和子さん、妻夫木聡さん(C)2013「東京家族」製作委員会

 山田洋次監督の監督デビュー50周年記念作品「東京家族」が、来月開催される「第63回ベルリン国際映画祭」のスペシャル部門で上映されることが13日に東京都内で行われたイベントで明らかになった。同映画のモチーフになった故・小津安二郎監督の「東京物語」も同映画祭で上映されることも発表された。両作品とも海外での上映は初。 

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 映画は、東日本大震災後の12年5月の東京、瀬戸内海の小島から上京した平山周吉(橋爪功さん)、とみこ(吉行和子さん)の夫婦と、長男の幸一(西村雅彦さん)、長女の滋子(中嶋朋子さん)、次男・昌次(妻夫木聡さん)ら家族の絆を描く。幸一の妻役で夏川結衣さん、滋子の夫役で林家正蔵さん、昌次の恋人役で蒼井優さんが出演している。19日公開。

 この日行われたイベントは、新成人祝福イベントで晴れ着姿の新成人約30人と山田監督、橋爪さん、吉行さん、夏川さん、妻夫木さんを迎えて映画のヒットを祈願した。登場したキャストの中で年が一番新成人に近い妻夫木さんは「二十歳のころは目の前の役者の仕事に一生懸命でした」と振り返り、「いいことだけではなく、悪いことも必ずありますが、自分の夢を持ちながら、自分を信じて進んでいってほしいと思います」と新成人にエールを送った。(毎日新聞デジタル)

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