とんび:初回視聴率17.0% 瞬間最高19.9% 重松清の感動作を「JIN」のスタッフでドラマ化

連続ドラマ「とんび」の1シーン=TBS提供
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連続ドラマ「とんび」の1シーン=TBS提供

 TBS系ドラマ枠「日曜劇場」(日曜午後9時)の連続ドラマ「とんび」の初回が13日、2時間スペシャルで放送され、平均視聴率は17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。また、瞬間最高視聴率は午後10時8分と午後10時15分の2時点で19.9%を記録した。

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 ドラマは、「みんなが選んだ発見!角川文庫 感動する第1位」にも選ばれた直木賞作家・重松清さんの小説が原作。俳優の内野聖陽さんがTBS連続ドラマで初主演を務めるほか、女優の常盤貴子さんが、ドラマ「ロング・ラブレター~漂流教室~」(02年・フジテレビ系)以来、11年ぶりに民放の連続ドラマに出演することが話題となっている。内野さん演じるヤスの息子・旭の16歳以降を佐藤健さんが演じ、吹石一恵さん、麻生祐未さん、野村宏伸さん、加藤貴子さん、柄本明さんらも出演。また、ヒットしたドラマ「JIN−仁−」のスタッフが再集結したことでも話題を呼んでいる。

 第1話は、98年、出版社の徳田書店で働く旭(佐藤さん)が父親のヤスを思うところから始まる。時はさかのぼり72年、ヤスこと市川安男(内野さん)は、天下無敵のバカな男で学歴がなく、不器用でカッとすればすぐ手が出るという性格で、“親バカ”でもあった。両親のいない中で育ったヤスは、親というものを知らなかったが、妻(常盤さん)とともに愛情を持って、生まれたばかりの旭の成長を見守り、幸せな日々を過ごしていた。しかし、旭が3歳のときに、不慮の事故で妻を失ってしまう……という展開だった。

 石丸彰彦プロデューサーは「どうしようもなく不器用な父親がどうしようもなく妻と息子を愛した、ただそれだけのシンプルで素朴な家族愛の物語が受け入れられて心から感謝しています。引き続き、昭和から平成の激動の時代を懸命に生き抜く家族の姿を、成長を、最後まで見届けていただきたいです」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)

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