嵐・櫻井翔:フジ4月期ドラマ「家族ゲーム」のリメークで主演

 アイドルグループ「嵐」の櫻井翔さんが、4月期のフジテレビ系連続ドラマ「家族ゲーム」で主演をすることが明らかになった。えたいの知れない破天荒な家庭教師を演じる櫻井さんは「自分自身の今までにない一面をお見せできるのではないかと今からワクワク」とコメントしている。

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 ドラマはフジテレビの水曜10時に新設されるドラマ枠で放送。原作は本間洋平さんのすばる文学賞受賞作で、過去には森田芳光監督作で松田優作さんが主演した映画(83年)、鹿賀丈史さん出演のスペシャルドラマ(テレビ朝日系、82、84年)、歌手の長渕剛さんの主演ドラマ(TBS系、83~85年)として映像化された名作のリメークとなる。原作から30年以上をたった新「家族ゲーム」は、変人で突拍子がなく、どこか陰のある魅力的な伝説の家庭教師・吉本荒野が、他の家庭教師とは全く異なる方法で、落ちこぼれの中学2年生と、多くの問題を抱えたその家族を更生させていく。

 自身にも中学、高校時代に家庭教師に教わっていたという櫻井さんは「独特の緊張感と独特の信頼感は今も忘れることができません。当時の記憶を作品に反映できたら……と思っております」といい、「“家族ゲーム” その名前に反して、家族そろって見てると、ちょっとヒリヒリする。そんな作品になったらと思っています」と意気込んでいる。

 同局編成部の水野綾子さんは、櫻井さんの起用について、何を考えているか分からず、奇妙で不気味で、えたいの知れない破天荒な家庭教師である主人公の吉本とは「真逆の人間」とした上で、「見たことのない櫻井さん、見たことのない家庭教師像。とても面白い組み合わせだと思います。単純に自分自身が見てみたい」と期待を寄せている。脚本は、映画「テルマエ・ロマエ」、ドラマ「電車男」などを手がけた武藤将吾さん、映画「ストロベリーナイト」を手がけた佐藤祐市さんが監督を務める。ドラマは4月スタート、毎週水曜日午後10時に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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