47都道府県芸人グルメ便:「えびめし」 岡山・江西あきよし

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 吉本興業の若手芸人が、47都道府県に住んで地元に密着した活動をする「あなたの街に住みますプロジェクト」。全国に住む「住みます芸人」の皆さんに各地のおいしいものを紹介してもらいます。今回は、岡山に住むお笑い芸人の江西あきよしさんが、岡山のソウルフード「えびめし」を紹介します。(毎週日曜更新)

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 皆さまはじめまして! 岡山県住みます芸人の江西あきよしです。地元岡山県の出身で、岡山県を愛し、岡山県内で日々活動しています。ここで皆さまとお会いできたのもなにかの縁。江西との縁(えにし)を感じて、皆さんが岡山県を身近に感じてくれればエニシングOK(江西の名前と、エブリシングOKをかけた江西の代表的ギャグです)!!

 さて、岡山県といえば多くの方が一番に頭に思い浮かべるのは桃太郎ですよね。日本一の冠がつく桃太郎ですが、彼がこの料理を知っていたらきっときびだんごではなく、この料理を持っていったんじゃないでしょうか? 今回オススメする岡山料理は「えびめし」です!!

 そもそも、えびめしとは?? 元は東京のとあるカレー屋さんで作られていたメニューで、岡山出身の店員だった出井さんがのれん分けをしてもらい、その味を地元に持ち帰ったのが始まり。ご飯とエビを炒めたピラフのような料理なんですが、研究に研究を重ね、さらにパワーアップさせてお店に出したところ、県内で大ヒット。約50年前の初出店から、またたく間に人気が爆発して店舗数も増え、今では「岡山のソウルフード」とも呼ばれている代表的な料理なんです。

 ちなみに、最近はえびめしを食べられるお店が増えて、県内各所で食べれるようになりましたが、江西がこの日取材させてもらった「いんでいら」さんが、出井さんが創業されたお店で、元祖えびめしの食べられる洋食屋さんなんですよ。

 そして、数あるいんでいらの店舗の中でも、この天満屋地下店さんが一番古い店舗なんです。ここで食べると、ただでさえおいしいえびめしが、雰囲気や気分も絡み合って、さらにおいしく感じるんですよね!! 何を隠そう、江西もえびめしが大好きでここにはよく食べに来てるんですが、何回食べても飽きません。おなかが減ったぞ~早く早く~早く食べた~い!!

 えびめしを作って持ってきてくださったのは、店長の片山さん。さっそくいろんなことをうかがってきました。「店長! どんな女性がタイプなんですか??」「店長!! お笑い芸人って誰が好きです?ってか、江西のこと知ってました??」って、こんな質問はどうでもいいですよね(笑い)。あらためて、店長!!えびめしのことをくわしく教えてくださ~い!! うんうん。ふむふむ。え?そ、そ、そうだったんですか~!?

 えびめしの最大の特徴。それは、見た目です。見た目が真っ黒!! インパクト十分で、よく、イカ墨の料理と間違われるそうですが、答えはNO。黒さの秘密はカラメルソースなんだそうです。秘伝のソースには、そんなカラメルソースをはじめ、さまざまな調味料を配合。岡山県産のお米と、ぷりっぷりのエビと、甘~い玉ねぎをマーガリンで炒め、秘伝のソースを加えて絡めて完成です!! うわあ!! おいしそ~!! いただきま~す!!

 一口食べると、いろんなうまみが口の中いっぱいに広がります。うん。うま~い!! おいしいものを食べると自然に笑顔になっちゃいますよね。ニコニコ。え?何?味はどんな味かって?? う~ん。ソースの味? いや、カレーの風味? う~ん。例えようがないなあ。難しい……。店長! これ、どんな味って表現しましょう??

 店長の答えは「えびめし味」!! 例えようがないオンリーワンの味で、気になった方はぜひ食べてみてほしいそうです。店長さんとっても営業上手(笑い)。でも、これ本当においしいんです。皆さんも、人生で初の新しい味と出会ってみませんか??

 江西も今まで何回も食べてますが、この日も大満足の味でした。あ~、おいしかった~!! これ、もしも桃太郎が、えびめしをあげるから鬼退治について来てくれって言ったら、江西なら絶対について行っちゃいますね!! それくらいおいしい!! と言いますか、鬼退治なんてしなくても、鬼たちにもえびめしを食べさせてあげれば村が平和になったのかも? だって、おいしいものを食べると自然に笑顔になっちゃいますもんね。ニコニコ。

 岡山のソウルフード「えびめし」。いんでいらさんで食べると、なんとおかわり自由のコールスローサラダもついてきますよ。この記事を読んだ皆さんが、大勢岡山県に遊びに来てくれて、えびめしも食べてくれればエニシングOK(ついでにこの江西の代表的ギャグも覚えてくれればエニシングOK)!! (取材協力:いんでいら 天満屋地下店 086・231・7787)

 ◇プロフィル

 えにし・あきよし=岡山市出身。岡山県の住みます芸人として11年5月から活動。湯原温泉に住み込み「お笑い芸人番頭」として活躍後、笠岡諸島の島々を住み渡るプロジェクトを施行。現在は中国短期大学情報ビジネス学科の特別客員講師も務めるなど、岡山各地で幅広く活動している。毎日午後10時からYNN(よしもとネタネットワーク)岡山チャンネル(http://www.ynn47.jp/okayama/)をユーストリームで生配信中。

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