ユースケ・サンタマリア：テキトー発言封印できず

　タレントで俳優のユースケ・サンタマリアさんが23日、東京都内で行われた映画「はじまりのみち」（原恵一監督）の完成披露試写会に登場。映画が感動作ということもあり、冒頭のあいさつで「いつもみたいなばかなこといっていると、映画が変なふうに引っ張られちゃうので、きょうは自分を抑えてます」と“キャラ封印”をアピールしたユースケさんだったが、イベント中のトークで「業界一のタフガイで有名」「パート2決まりました」などいつもの“ユースケ節”が再発。共演者や観客を笑わせていた。

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　映画は、「二十四の瞳」「楢山節考」など数々のヒット作を生み出した木下恵介監督の生誕100年を記念して製作された作品で、木下監督の若き日の実話をもとに、母子の情愛と若き映画監督の挫折と再生を描いている。

　舞台あいさつには、ユースケさんのほか、加瀬亮さん、田中裕子さん、濱田岳さん、原監督と、木下監督の実弟の忠司さんもゲストとして登場。弟役を演じた加瀬さんについてユースケさんは「昔から自分と同じ系統の顔だと思ってた。しょうゆ顔っていうんですか。だから兄弟役も大丈夫だろうと。でも、最初画面見たら『やばい』って」と苦笑交じりに振り返りつつ、「最後の方は兄弟に見えてよかった」と語っていた。一方加瀬さんは、ユースケさんについて、「本当に待ち時間が楽しかったし、今まで自分が思っていたイメージとは違う人物を繊細に演じていて、新しい一面が見られた」と絶賛していた。映画は6月1日公開予定。（毎日新聞デジタル）