錦織圭選手:ウィンブルドン1回戦を快勝で突破 「サーブがよかった」

大会4日目(27日)に男子シングルス2回戦に挑む錦織圭選手 写真:AP/アフロ
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大会4日目(27日)に男子シングルス2回戦に挑む錦織圭選手 写真:AP/アフロ

 ロンドンで24日に開幕した13年シーズンのテニスのグランドスラム(4大大会)第3戦「ウィンブルドンテニス」。大会2日目(25日)に行われた男子シングルス1回戦で、マシュー・エブデン選手(豪)を6−2、6−4、6−3のストレートで破り、2回戦進出を決めた錦織圭選手が1回戦を振り返った。錦織選手は、大会4日目(27日)にレオナルド・メイヤー選手(アルゼンチン)と対戦する。(毎日新聞デジタル)

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 −−エブデン選手のことを警戒していたようでした。振り返っていかがですか?

 思ったより自分のプレーがよかった。彼もサーブがいいはずなのですが、自分のリターンがよくて、プレッシャーをかけていけたと思います。それと打つ球ほとんどが深く、ベースラインギリギリに入ってくれたので、一本打ったら次、チャンスボールみたいな、ずっと攻める展開が続いていたので、彼にスキを与えないようなプレーができたかなと思います。

 −−芝はサーブが鍵になると言っていましたね。

 サーブがよかったので、ブレークポイントも最後のゲーム以外は、ほとんど数ポイントしかなかったです。やはりサーブに余裕ができれば、自分の得意なリターンでも、もっと余裕が出てきます。サーブがよくて、いいリズムをつくれました。

 −−7~8割で打っているという話をしていましたが、1回戦についてはどうでしたか?

 もう脇腹が、90%くらいよくなってきているので、まったく心配せず、思いきり打っていました。

 −−ひざの上にテーピングをしていました。

 ちょっとひざの調子が悪いので、ウオームアップのときに痛かったのですが、試合のときはなんとかカバーできました。

 −−芝は自分に合っていると思いますか?

 毎年プレー自体はよくなってきています。サーブがいいと、いいリズムをつくれますし、自分のストロークでもしっかり、振り切れる余裕もできてくる。サーブリターンが芝では鍵になって、いいリズムを生むポイントになると思います。

 −−芝が自分にとって有利になると思いますか?

 そうですね。サーブもよくなってきているので、スライスサーブだったり、球種をもっと混ぜていければ、リターンで攻められることもなくなってくるかなと思います。

 −−どういったプレーから自信が生まれたのでしょう?

 先週の2試合で、結構いいプレーができていました。1回戦もバックで思いっきり打つことによって、それが深いところに入って、先に攻めることができました。フォアも同じくらい攻めることができていて、思いきり打つことができて、やっぱり芝だとそれも決まりやすいので、そこがよくなってきて自信も出てきているかなと思いました。

 −−今11位でトップ10入りまでもう少しですが、ランキングはどう思いますか?

 トップ10に1回入るだけでは意味がないので、ランキングについては特に何も考えていないです。今年と、できればこの何年かで、その地位を確立することが目標なので、みんなポイントも近いですし、あまり気にしてはいないです。

 *……WOWOWでは大会の模様を7月7日まで連日生中継。女子シングルス2回戦「クルム伊達公子選手対アレクサンドラ・カダントゥ選手」、男子シングルス2回戦「錦織圭選手対レオナルド・メイヤー選手」は、27日午後7時半からWOWOWライブで生中継される。

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