井上真央:湊かなえ「白ゆき姫殺人事件」映画化で“つまらない女”に 綾野剛と共演

「白ゆき姫殺人事件」に出演する井上真央さん(左)と綾野剛さん
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「白ゆき姫殺人事件」に出演する井上真央さん(左)と綾野剛さん

 「告白」などで知られる作家の湊かなえさん原作のサスペンス小説「白ゆき姫殺人事件」が、女優の井上真央さんと俳優の綾野剛さんの共演で映画化されることが15日、明らかになった。井上さんは主人公の“地味でつまらない女”を演じるといい、「これまで味わったことのない恐怖を体感しながら、つまらない女を存分に楽しみたい」と意気込んでいる。

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 「白ゆき姫殺人事件」は、美人会社員が惨殺された殺人事件を巡り、殺された彼女と同期入社の地味な女性・城野美姫に疑惑の目が集まる。テレビのワイドショー取材により、美姫の同僚、同級生、故郷の人々そして家族と関係者たちが美姫に関して語っていく。しかし、それぞれの証言には驚くべき内容が含まれていて……というストーリー。「アヒルと鴨のコインロッカー」(08年)、「ゴールデンスランバー」(10年)などの中村義洋監督がメガホンを取る。

 井上さんは「『地味でつまらない女、この役は井上さんしかいない』と言われたとき、複雑な気持ちと、なんだか不思議な喜び、そして根拠のない自信がわいてきました」とコメント。一方、美姫の関係者を取材するワイドショーのディレクターの赤星雄治を演じる綾野さんは「虚言と虚構の渦巻く中、彼が見たかったノンフィクションとは? 真実とは? 浅く浅はかな赤星雄治を、中村組スタッフ・キャストと共に深く共犯させていただきます」と意気込んでいる。

 中村監督は「顔の見えない人々の悪意、怖さを存分に描きたいと思っております。とにかく『つまらない女』『薄っぺらい男』という、普通断りそうな役を引き受けてくれた井上真央さん、綾野剛くんに感謝、感謝です」と話している。映画は14年春に全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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