BS11:コントロールできる? 原発汚染水の現実 ウイークリーニュースONZE

東京電力福島第1原発について語る京都大学原子炉研究所の小出裕章助教
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東京電力福島第1原発について語る京都大学原子炉研究所の小出裕章助教

 BS11の報道番組「ウイークリーニュースONZE」は22日、安倍晋三首相が東京五輪招致のプレゼンテーションで、「状況はコントロールされている」と発言して、波紋が広がっている東京電力福島第1原発の汚染水問題を追った特集「汚染水にゆれる福島」を放送する。

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 福島第1原発では、原子炉を冷却するために使用した後の高濃度汚染水が毎日400トンずつ増えており、地下貯水槽にためる計画があったが、今年4月に漏えいが発覚、その後地上にタンクを設置。だが、7月にはタンクから漏れていることが明らかになった。安倍首相は7日にアルゼンチン・ブエノスアイレスで行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会の最終プレゼンテーションで、「(汚染水は)完全にブロックされている」と発言、事実上の国際公約になった。

 番組では、現地で取材を続けているジャーナリストの志葉玲さんをゲストに、収束作業に当たる作業員や、原発の危険性を訴えている京都大原子炉実験所の小出裕章助教らの話を紹介しながら、事態収束に向けた課題や原発輸出に積極的な安倍政権の問題もを考える。

 放送は22日午後6時から、キャスターは元村有希子・毎日新聞科学環境部編集委員と黒塚まやさん。コメンテーターはジャーナリストの山路徹さん。(毎日新聞デジタル)

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