八重の桜:陰の立役者は風吹ジュン 座長・綾瀬はるかを支える

「八重の桜」で主演を務める綾瀬はるかさん(右)とドラマを陰で支えた風吹ジュンさん
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「八重の桜」で主演を務める綾瀬はるかさん(右)とドラマを陰で支えた風吹ジュンさん

 女優の綾瀬はるかさんが主演のNHK大河ドラマ「八重の桜」がこのほど、クランクアップを迎えた。クランクアップ後のセレモニーには、オダギリジョーさん、風吹ジュンさんら共演者も登場し、綾瀬さんに花束を渡すと、綾瀬さんは涙を流した。また、共演者は綾瀬さんの“座長ぶり”を絶賛する声を寄せた。セレモニー後、取材に応じた内藤愼介エグゼクティブプロデューサー(CP)は共演者の中に、綾瀬さんを支えた陰の立役者ともいえる人物がいることを明かした。それは、八重の母・佐久を演じた風吹さんだ。

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 内藤CPは、現場の綾瀬さんの座長ぶりを「どんな状態でも常に明るく真摯(しんし)。みんな、綾瀬さんのためになんとかしたいという気持ちがあったし、みんなが素直についてきた」と明かし、“陰の立役者”として風吹さんの名前を挙げ「綾瀬さんを支えて、若い人を束ねた。本当のお母さんのようでした」と絶賛した。

 「八重の桜」は、福島県出身で戊辰(ぼしん)戦争の落日、会津の鶴ケ城に500人の女性たちと立てこもり、銃を持って戦ったことから“幕末のジャンヌ・ダルク”と呼ばれ、のちに同志社を創設した新島襄(オダギリさん)の妻となる八重(綾瀬さん)の生涯を描いている。風吹さんが演じる佐久は、八重や覚馬(西島秀俊さん)、三郎(工藤阿須加さん)の母で、会津戦争の際には籠城戦を戦い抜き、敗戦後の苦境も八重と行動を共にした人物で、覚馬は「自分は母の聡明さに及ばない」という言葉を残したと伝えられている。

 「八重の桜」はNHK総合テレビで毎週日曜午後8時から放送中。全50回で、最終回は12月15日に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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