ポケミス:早川書房の海外ミステリーが創刊60周年 全1775点を展示

1953年9月に発売されたハヤカワ・ミステリ第1弾のミッキー・スピレインさんの「大いなる殺人」
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1953年9月に発売されたハヤカワ・ミステリ第1弾のミッキー・スピレインさんの「大いなる殺人」

 シリーズ累計発行部数が1922万部以上を誇る早川書房の海外ミステリー小説の人気シリーズ「ハヤカワ・ミステリ(ポケミス)」が9月に創刊60周年を迎えたことを記念して、全1775点を集めた展示会「ハヤカワ・ミステリ全点展示会」が26~31日、同社(東京都千代田区)で開催されることが分かった。会場では期間中、ポケミスの判型と同サイズの「ポケミス手帳」などを販売する。開場時間は午後1~8時(土日は午前10時~午後6時)で、入場無料。

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 ハヤカワ・ミステリは、1953年9月に第1弾としてミッキー・スピレインの「大いなる殺人」を発売。米国のペーパーバックを手本にポケットブックサイズ(高さ18.4センチ×幅10.6センチ)を採用し、スーツやコートのポケットに入ることからポケミスと呼ばれている。

 ラインアップは、アガサ・クリスティーやエラリー・クイーンら本格黄金時代の巨匠の名作、レイモンド・チャンドラーやロス・マクドナルドらが執筆した名作ハードボイルド、近年の北欧ミステリー作品など多岐にわたり、ディック・フランシスの「罰金」やギャビン・ライアルの「深夜プラス1」などアメリカ探偵作家クラブ賞(MWA賞)や英国推理作家協会賞(CWA賞)の受賞作も多く刊行している。(毎日新聞デジタル)

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