山田洋次監督:改築後の歌舞伎座で初の映画上映 12月に最新作「小さいおうち」プレミア開催 

映画「小さいおうち」の1シーン(上)。下は同作のプレミアイベントが開催される歌舞伎座 (C)2014「小さいおうち」製作委員会
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映画「小さいおうち」の1シーン(上)。下は同作のプレミアイベントが開催される歌舞伎座 (C)2014「小さいおうち」製作委員会

 山田洋次監督の最新映画「小さいおうち」(2014年1月公開)のプレミアイベントが12月26日に歌舞伎座(東京都中央区)で開催されることが21日、分かった。今年4月にリニューアルオープンした歌舞伎座での映画上映は今回が初めてで、改築前から数えると「出口のない海」(06年9月公開)以来約7年ぶり。プレミアイベントでは、山田監督や出演者が登場する舞台あいさつも予定されている。

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 「小さいおうち」は、直木賞受賞作となる作家・中島京子さんの同名小説を山田監督が映画化。東京郊外の“小さいおうち”で起こった男女の恋愛事件の真実を、昭和と平成の二つの時代を通して描くラブストーリー。女優の松たか子さんと倍賞千恵子さんがW主演を務め、他に妻夫木聡さん、吉岡秀隆さんらも出演する。山田監督が手がける初の恋愛物語として話題を集めている。

 物語の舞台は1936(昭和11)年。奥様の時子(松さん)とだんな様の雅樹(片岡孝太郎さん)、恭一お坊ちゃまの3人が平和に暮らしていた小さな家に女中奉公したタキ(黒木華さん)は、夫の会社に勤める板倉(吉岡さん)に恋心を抱く時子に気づき、2人の恋の行方を見守る。そして60年後の平成、晩年のタキ(倍賞さん)が書いた自叙伝に、その“小さいおうち”で起こった出来事が記されていた。残されたノートを読んだ親類の健史(妻夫木さん)は、思いもよらない真実にたどり着く……というストーリー。映画は14年1月25日から全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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