売り込め!ご当地キャラ:熊本のくまモン 住みます芸人もっこすファイヤーが推薦

熊本県のご当地キャラ「くまモン」をアピールするもっこすファイヤー
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熊本県のご当地キャラ「くまモン」をアピールするもっこすファイヤー

 47都道府県に住み、地元に密着した活動をしている吉本興業の「住みます芸人」が、有名・無名を問わず“各地でいい味を出している”ご当地キャラを推薦、その魅力を存分に伝えるコラム「売り込め!ご当地キャラ」。第8回は、熊本県に住むお笑いコンビ「もっこすファイヤー」が、言わずと知れた大人気のご当地キャラ「くまモン」を突撃取材。日本にとどまらず、世界へと広がるグローバルな仕事ぶりや、地元での人気ぶりを紹介します。(毎週日曜更新)

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 熊本県住みます芸人のもっこすファイヤーです! これまで、熊本で思い浮かべるものは「熊本城」「からし蓮根」「馬刺し」などなどありましたが、もう今はこの方ですね! 熊本県の営業部長「くまモン」! 2011年3月の九州新幹線全線開業に伴って誕生したキャラクターで、グッズや関連商品などがたくさんあり、現在熊本はあちらこちら、くまモンだらけ。くまモンのファンの方々は“くま友”と呼ばれており、県民は1人一つ以上は必ずグッズを持っているんではなかろうかと予想しております。

 今年7月には、熊本市にくまモンと触れ合える交流施設「くまモンスクエア」が誕生しました。取材に行った日は、オープンからおよそ2カ月で来館者10万人を突破し、記念セレモニーが行われていました。くまモンは、この日はくま友たちとハイタッチしながら登場するなど、相変わらずのサービス精神と、キレのいいダンスで盛り上げていました。

 つまずいたり失敗したりするたび大きな歓声が! これがくまモンならではの愛嬌(あいきょう)ですかね。みんなに愛されて育ってきたキャラクターは、やはりひと味もふた味も違います。見事10万人目の来館者となったのは、千葉からいらっしゃっていた親子の方でした。ようこそ熊本へ。すてきな思い出になりましたね。

 最後はくま友のみなさんと写真撮影! 一組一組と触れ合いながら撮影です。赤ちゃんに顔を近づけると赤ちゃんが大きく笑って喜んでいました。すると周りのくま友からは「珍しい!」との声が。赤ちゃんには泣かれてしまうことがほとんどなんだそうです。

 くまモンスクエアには、グッズはもちろん、あちこちで撮影されたくまモンの写真、くまモン待望の「部長室」まであります。本人もとても喜んでいて、部長室を訪ねた時は、机をなでまくっておりました。来場者も、ここで記念撮影できちゃいます。くまモンは「みんなにいつでも会えるようになったのもうれしいモン」と言っていました。

 くまモンの人気は、もはや九州だけにとどまらず、関西、関東、全国、そして世界にまで広がっています。それもこれも、くまモンが毎日いろいろな場所に行って、みんなをハッピーにしてきているからですね。取材した時も、福島・宮城から帰ってきたばかりだったくまモン。「被災地で復興のためにがんばっている人や現地の人の笑顔がとても印象的だった。ぼくも元気をもらえたモン!」と満足げ。国外では、フランス、ドイツ、イタリアで温かく迎えてもらったことが印象に残っていて、うれしかったそうです。くまモンいわく「熊本弁が通じず大変だった」とか。そらそうだわ。

 今は26、27日に熊本県で初めて開催される「第33回全国豊かな海づくり大会~くまもと~」のPRキャラクターを務めていて、「たくさんの人にこの大会を知ってもらえるように」としっかり勉強して、マークシートを自分で塗りつぶして「さかな検定」3級まで取得したというから驚きです。

 そんなくまモンにこれからの目標を聞くと、「今までと変わらず、日本中の人、そして世界中の人に笑顔を届けたい!」とのこと。「忙しそうなんで、もっこすファイヤーにもおこぼれの仕事を回してくれよ」とお願いすると、「いいよ」と言ってくれました。我々の未来にも、明るい笑顔が届きそうです!

 ◇もっこすファイヤーのプロフィル

 のりを(熊本県八代市)とたく(同県上天草市)のコンビで03年に結成。「爆笑レッドカーペット」(フジテレビ系)などに出演。熊本県住みます芸人として11年5月から活動している。毎日午後10時からYNN(よしもとネタネットワーク)熊本チャンネル(http://www.ynn47.jp/kumamoto/)をユーストリームで生配信中。11月16日には「上通×よしもと 住みます芸人ライブin熊本~もっこすファイヤー5回目~」に出演する。

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