映画興行成績:「かぐや姫の物語」が初登場首位 

映画「かぐや姫の物語」の一場面(C)2013 畑事務所・GNDHDDTK
1 / 1
映画「かぐや姫の物語」の一場面(C)2013 畑事務所・GNDHDDTK

 25日に発表された23、24日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、 高畑勲監督14年ぶりの劇場版アニメ「かぐや姫の物語」が初登場首位を獲得した。全国456スクリーンで公開され、約22万2800人を動員し、興行収入は約2億8400万円のヒットスタートだった。3位となったテレビドラマ「SPEC」シリーズの劇場版最新作「劇場版 SPEC~結(クローズ)~漸(ぜん)ノ篇」は、累計で動員170万人、興行収入21億円を突破。29日に公開される「爻(こう)ノ篇」に向け、さらなるヒットが期待される。

ウナギノボリ

 RPGとして人気を博し、マンガ・テレビアニメなどさまざまなメディアミックス展開がされてきた人気シリーズの劇場版「PERSONA3 THE MOVIE −#1 Spring of Birth−」は、公開館数全国26スクリーンと少ないながらも約4万人を動員(興行収入約6100万円)し、7位に初登場した。東京駅開業100周年記念映画「すべては君に逢えたから」は8位に初登場。全国278スクリーンで公開され、約3万9500人を動員し、興行収入は約5200万円だった。

 「かぐや姫の物語」は、田舎の一軒家で媼(おうな)と2人暮らししていた竹取の翁(おきな)が竹やぶで仕事をしていると、1本の光る竹の中から神々しいお姫様を発見。手のひらに乗せて大切に連れ帰り、「姫」と呼んで育てる。さらに竹やぶから黄金や美しい着物が出てきて、翁は姫の生きる場所はこんな田舎ではなく都だと強く思い、3人で都に引っ越すことにする……という展開。かぐや姫の声は、オーディションで選ばれた女優の朝倉あきさんが担当。翁役を2012年6月に亡くなった地井武男さんが演じているほか、かぐや姫の幼なじみの捨丸を、劇場版アニメ声優初挑戦の高良健吾さんが演じている。

 「PERSONA3 THE MOVIE −#1 Spring of Birth−」は、とある高校に転校してきた特別な能力を持つペルソナ使いの主人公が、特別課外活動部で同じ能力を持つ仲間たちと合流、彼らと異形の怪物シャドウとのし烈な戦いを描いている。「すべては君に逢えたから」は、クリスマス直前の東京駅を舞台に、複数の男女や家族が織りなすラブストーリー。玉木宏さん、高梨臨さん、木村文乃さん、東出昌大さん、時任三郎さん、大塚寧々さん、小林稔侍さん、倍賞千恵子さんなどが出演している。(毎日新聞デジタル)

1位 かぐや姫の物語

2位 清須会議

3位 劇場版 SPEC−結− 漸ノ篇

4位 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語

5位 悪の法則

6位 映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!? 未来につなぐ希望のドレス

7位 PERSONA3 THE MOVIE -#1 Spring of Birth-

8位 すべては君に逢えたから

9位 くじけないで

10位 陽だまりの彼女

映画 最新記事